評伝・SFの先駆者今日泊亜蘭 : "韜晦して現さず"の生涯
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書誌事項
評伝・SFの先駆者今日泊亜蘭 : "韜晦して現さず"の生涯
青蛙房, 2001.10
- タイトル別名
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Science fiction
今日泊亜蘭 : 評伝・SFの先駆者
- タイトル読み
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ヒョウデン SF ノ センクシャ キョウドマリ アラン : トウカイ シテ アラワサズ ノ ショウガイ
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注記
『大衆文学研究』の連載「評伝・今日泊亜蘭」 (110号-123号, 1996年5月-2000年7月) を加筆訂正したもの
文献資料及び取材協力者: p248-251
内容説明・目次
内容説明
アナーキストにして語学の天才、すべてを独学で学んだ誇り高き人生。画家水島爾保布の長男に生まれ、父の友人武林無想庵、辻潤、長谷川如是閑等の影響をうけ、ニヒリズム、アナーキズムに共感、一切の束縛を嫌い、府立五中も中退、独学で諸外国語、文芸を学び、SFの波到るや、その先駆者となった、明治生まれの骨っぽい人生を精密に描ききる。
目次
- 韜晦して現さず—四十年の空白を経て
- 処女作・桜田門—「文芸日本」に作品発表
- 「文芸日本」から探偵小説、科学小説へ—同人たちの作品評
- 父・水島爾保布の周辺—無想庵、潤、春夫等文人が集まる
- 根岸小学校の頃—父、爾保布と如是閑の交流
- 心情的アナーキスト—言語学を学ぶため上智大学へ
- ヨーロッパへ密航—言語学を目指し冒険旅行
- 泉鏡花に心酔—作品にも生活にも強い影響
- 戦争下の「高等遊民」—武林イヴォンヌをめぐって
- 米軍通訳、そして結婚—疎開先の戦後生活
- おめがクラブの発足まで—探偵作家との交流の中で
- 『セキストラ』と『完全な侵略』—「宇宙塵」と「科学小説」の発刊
- 「宇宙塵」の例会—SF草創期の群像との交流
- 寡作、孤高の作家—SF初期の苦難を越えて
- 終生の伴侶—長い独居生活の影で
- 幻の共和国に向かって—『光の塔』と『我が月は緑』の世界
「BOOKデータベース」 より