哲学者クロサキの写真論
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哲学者クロサキの写真論
晶文社, 2001.10
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テツガクシャ クロサキ ノ シャシンロン
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Note
『日本カメラ』の連載「哲学者クロサキの新・写真講座」 (1996年1月-1999年10月) を再構成・加筆したもの
Description and Table of Contents
Description
ライカの手触りに恍惚とし、ハッセルのシャッター音に永遠を感じる。ライツにツァイスにローデンシュトック—。めくるめくレンズの誘惑に身を任せながら、カメラを愛し、カメラに愛された哲学者が、技術の進歩にともない変わっていく人の美意識に迫る。撮った画像をいかようにも加工できる。ハードディスクに記録された過去は、いつでもアクセス可能な等価な瞬間として所有することができる。そんなデジタルカメラの特性は「決定的瞬間」を切り取るという写真の意義をどのように変えていくのだろうか。メカと技術と理論の溝を軽やかに飛び越える、新しい写真論の誕生。
Table of Contents
- 1 進歩するもの、留まるもの(テクノロジーは何を変えるか;1996年、デジタルカメラとの邂逅;フィルムスキャナーあれこれ;デジタルスタジオ探訪記)
- 2 モノクロの自由(何世紀も変化しないプリント;表現するメディア;焼きつけの悦楽;「古いよさ」派の底力)
- 3 麗しのライカ、愛しのハッセル(コンピュータとライカ;削り取られた銘;フィルム感度100という呪縛;スペイン紀行;巡礼の道;ライカとコダクローム25;ピントグラス上の神秘)
- 4 「複製」芸術をこえて(オリジナルとコピー;オリジナル・プリントのアウラ;スティルライフへの挑戦;「拡大する」ということ;2001年、素晴らしきコンパクトカメラたち;写真を写真たらしめるもの)
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