核廃棄物は人と共存できるか
著者
書誌事項
核廃棄物は人と共存できるか
緑風出版, 2001.11
- タイトル別名
-
La dignité antinucléaire : essai sur les déchets radioactifs
- タイトル読み
-
カク ハイキブツ ワ ヒト ト キョウゾン デキル カ
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注記
La dignité antinucléaire.の翻訳
内容説明・目次
内容説明
原子力発電の推進の結果、核廃棄物の処分が待ったなしの問題として、原発先進国を悩ませている。核廃棄物の処分はその固有の毒性のため極めて困難な問題である。しかも、史上最悪の猛毒といわれるプルトニウムは、その半減期が2万4000年で、天文学的時間を通じて放射線を放出し続けるわけで、技術的にも処理方法が確立されているとは、到底言えない。本書は、原子力大国フランスの核廃棄物処理問題の分析を通じ、核廃棄物が人類と共存できないことを明らかにし、反原発を訴える。また訳者による、フランスの核廃棄物処理の最新分析も収録する。
目次
- 核廃棄物は人と共存できるか(放射性廃棄物に関する毒あるいは偽瞞;野蛮な専門家たち;原子化の条件;遺産;果てしない言語;放射性廃棄物とは;闘争の記録;進歩の信奉者たちの意見;科学への幻想;放射性廃棄物の地中埋設についての重要文書)
- フランスの原子力と放射性廃棄物「処分」の現状についてのノート(原子力と放射性廃棄物;世界第二の原子力国となったフランスの原子力政策;訳者がためらいながら思ったこと;フランスの放射性廃棄物「処分」の方針と現状;最近のフランス原子力状況の大きな変化)
「BOOKデータベース」 より