書誌事項

正法眼蔵・行持

[道元著] ; 安良岡康作全訳註

(講談社学術文庫, [1528, 1529])

講談社, 2002.1-2002.2

タイトル読み

ショウボウ ゲンゾウ ギョウジ

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内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784061595286

内容説明

魂を揺さぶる迫力ある名文で仏法の真髄を綴り、日本宗教史に冠絶する道元の代表的著述『正法眼蔵』。道元は、人間いかに生きるかを根源的に問い続けた。いまのいまこそすべて、「いまの行持」がなにより肝要と、修行の意味を深く、鋭く論究した「行持」の巻。この名著を心の糧として読み続けてきた著者が、道元の思想の核心、行持の眼目は何かを丁寧に読み解く。

目次

  • 行持の総説
  • 釈迦牟尼仏章
  • 摩訶迦葉章
  • 波栗湿縛章
  • 大鑑慧能章
  • 馬祖道一章
  • 雲巌曇晟章
  • 雲居道膺章
  • 百丈懐海章〔ほか〕
巻冊次

下 ISBN 9784061595293

内容説明

『正法眼蔵』は人間の在りようを探究した宗教書であり、また、「道理」を追求した中世文学の最高傑作でもある。人間の真の生き方を求め、ただひたすら修行に没頭した菩提達磨・普賢大師・天童和尚ら古の仏者たち。道元は、その行状を力強い輝く文章で生き生きと再現し、行持の行持たるゆえんを深く高く思索してゆく。中世文学の泰斗が読み解く、道元の語る修行の本質。

目次

  • 菩提達磨章(真丹初祖の西来東土は、般若多羅尊者の教勅なり)
  • 神光慧可章(真丹第二祖、大祖、正宗普覚大師は)
  • 石頭希遷章(石頭大師は、草庵を大石にむすびて、石上に坐禅す)
  • 大医道信章(第三十一祖、大医禅師は、十四歳のそのかみ、三祖大師をみしより)
  • 長慶慧稜章(長慶の慧稜和尚は、雪峯下の尊宿なり)
  • 芙蓉道楷章(芙蓉山の楷祖、もはら、行持見成の本源なり)
  • 後馬祖道一章(洪州江西開元寺大寂禅師、諱道一、漢州十方県の人なり)
  • 大満弘忍章(第三十二祖、大満禅師は、黄梅人なり)
  • 天道如浄章(先師、天童和尚は、越上人事なり)
  • 行持の総括(しづかにおもふべし。一生、いくばくにあらず)〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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