藤沢周平
著者
書誌事項
藤沢周平
(集英社新書, 0125F)
集英社, 2002.1
- タイトル別名
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藤沢周平 : 負を生きる物語
- タイトル読み
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フジサワ シュウヘイ
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注記
本書でとりあげた藤沢周平作品リスト: p237-238
内容説明・目次
内容説明
藤沢周平の魅力とは何か。武家もの、市井もの、浪人もの、捕物ものそれぞれに、人と時代を見る目の確かさ、深く強く描く抜群の小説技法があげられる。著者は、戦争嫌い、熱狂嫌い、流行嫌いの藤沢周平に「反時代的な憤怒」を読み取り、「荒涼としてなつかしい物語世界を旅する悦び」を語る。「世界は悦びや愉しみや安心よりも、わずかに悲しみや苦悩や不安が多いと感じる」人間に自分を重ね、作品にふれて「これでしばらく生きていける」とつぶやく。清新な藤沢ワールド・ガイドブック。
目次
- 藤沢周平、その魅力の源泉—荒涼としたなつかしさ
- 負を生きる物語、その魅力の源泉—誰か一人は悲しまなければならない
- 第1部 負を生きる物語のほうへ—それは藤沢周平ではない/これが藤沢周平である(兄にかわって、ひと言言うべきことがある—武家ものと市井もの;よみがえる記憶に—市井もの一;「泣かない女」の系譜—市井もの二 ほか)
- 第2部 藤沢周平のほうへ—同時代作家と藤沢周平(三枚の写真から—暗転また暗転の後に;藤沢周平の誕生—反時代的な憤怒がそそぎこまれた;時代小説の暗い輝き—もうひとつの現代小説)
「BOOKデータベース」 より