近世中期の上方俳壇
著者
書誌事項
近世中期の上方俳壇
(研究叢書, 275)
和泉書院, 2001.12
- タイトル読み
-
キンセイ チュウキ ノ カミガタ ハイダン
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注記
附録年表: p[245]-348
内容説明・目次
内容説明
本書は、芭蕉没後の十八世紀初頭から、蕉風中興運動が本格化してゆく十八世紀後半に至る京・大坂の上方俳壇の状況を、各派俳人の交流や俳風の変遷に着目しつつ、多方面から考察し明らかにしたものである。上方の都市風俳諧で最大の勢力を誇った松木淡々の動向を中心に、江戸の洒落風俳諧が、貞門の未裔中心の京俳壇や、談林の遺風が濃厚である大坂俳壇に浸透していった様相を初めて明らかにした。
目次
- 第1部 京俳壇(淡々の上京;淡々の作風と流行;享保以降の貞門俳人;宋屋考—宝暦期京俳壇の展開;蕪村発句試論)
- 第2部 大坂俳壇(淡々と大坂俳壇;紹廉の系譜;芭蕉の受容(『師走嚢』の場合;淡々系の場合))
「BOOKデータベース」 より