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インド経済と開発

澤田貴之著

創成社, 2002.1

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インド ケイザイ ト カイハツ

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参考文献: p237-250

Description and Table of Contents

Description

「抑圧された開発」からの脱却を図り、主権国家としての自立を志向するインド。独立後、経済自由化を迎え、一見したところ開発体制と政策理念は構造調整の潮流にうまく乗っているかのように思われるが、開発パラダイムと行政の内実自体が全体として大きな再編・変化を遂げたわけではない。本書では、韓国と世界銀行との関係を比較上の尺度として用いながら、「開発」の二文字をもって続く比類なき試行の連続が巨大な国内市場を擁する大国インドをどこに導こうとするのか、IT主導型開発戦略を視野のなかに捉えつつ検討する。

Table of Contents

  • 開発の政治経済学とインド
  • 第1部 インドの開発パラダイムと開発援助(湾岸危機とインドの対外収支構造—対外収支から見た経済危機と91年経済自由化までの軌跡;韓国とインドにおける開発援助—韓国と世界銀行との関係を中心にして;インドと世界銀行—その歴史と関係;世銀融資と部門別開発実績について)
  • 第2部 輸出産業編(綿業の停滞と発展をめぐって—1950年代の繊維政策から経済自由化までの政府介入を中心にして;インド繊維省の輸出促進政策—経済自由化以後のパワールーム・アパレル部門の発展と輸出;インドのIT(ソフト部門)主導型開発戦略と政府介入)

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