電子音楽 in Japan
著者
書誌事項
電子音楽 in Japan
アスペクト, 2001.12
- タイトル別名
-
電子音楽in JAPAN
電子音楽イン・ジャパン
Electronic music in Japan
- タイトル読み
-
デンシ オンガク in Japan
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注記
書名は奥付・背による
「電子音楽イン・ジャパン」 (アスキー, 1998年刊) の改題増補改訂
参考資料一覧: p578-579
折り込図1枚 (年表)
内容説明・目次
内容説明
1955年、NHK電子音楽スタジオで生まれた日本の電子音楽。この未知の音楽は、先達の驚くべきフロンティア・スピリットに支えられて発展し、やがてポピュラー音楽にも浸透、YMOというモンスターによって一時代を築きあげる—。81年のテクノポップの終焉で幕を閉じる「電子音楽イン・ジャパン」を大幅に加筆・修正し、電子音楽誕生以前の歴史に記されなかった事実から、エレクトロニクスがもはや魔法ではなくなった90年代にまで言及した本書は、まさに半世紀に渡る歴史の目撃者たちの証言集である。
目次
- イントロダクション1970 大阪万博と国産モーグ・レコード第1号「思い出は朝陽のように」の誕生
- 現代音楽史におけるドイツの電子音楽、フランスのミュージック・コンクレートの発生
- 日本の電子音楽とミュージック・コンクレートの起源—黛敏郎と武満徹
- 国産電子音楽第1号「7のヴァリエーション」—諸井誠
- 1955年、NHK電子音楽スタジオの誕生
- 唯一のNHK型電子音楽スタジオ、大阪芸術大学の歩み—塩谷宏の残したもの
- 音響デザインとアヴァンギャルド芸術—「鉄腕アトム」と大野松雄
- 新大陸アメリカにおける電子音楽の発生
- ポピュラー電子音楽と電子楽器の変遷—20世紀初頭のシンセサイザーのルーツを辿る
- シンセサイザーの誕生—モーグ、ブックラ、アープの登場背景
- 映画音楽、アニメーション音楽で聞いた「電子音」の正体?—宇野誠一郎と『21世紀の子供のうた』
- 「羽田税関モーグ」輸入事件」の真相—国産シンセ作品第1号『月の光』ができるまで—冨田勲
- 「スイッチト・オン・バッハ」はいかにして日本に紹介されたか?“脱音楽史”としてのシンセサイザー音楽史
- シンセサイザー輸入第1号「ブックラ」東京芸術大学音響研究室
- モーグ、アーブの上陸と日本の黎明期の輸入楽器業界「シンセサイザーを最初に輸入したのは誰?」〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より