小説、時にはそのほかの本も

書誌事項

小説、時にはそのほかの本も

川本三郎著

晶文社, 2001.12

タイトル別名

小説時にはそのほかの本も

タイトル読み

ショウセツ トキ ニワ ソノホカ ノ ホン モ

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内容説明・目次

内容説明

藤沢周平作品の心優しいヒロインを愛おしく思い、野田宇太郎の文学散歩を通して過去と出会う。花田清輝のへそ曲がりな視点に批評精神を見、大江健三郎文学の「子ども」性について思いを巡らす…。話題の小説から懐かしのエッセイまで39本。本当に読んでよかったと思える日本文学を味わいつくす、本好きによる本好きのための、書評エッセイ。

目次

  • 1 ずっと読んでいたい本(年齢七十二歳、体重五十二キロ—幸田文『崩れ』;親愛なるわが病—吉行淳之介『目玉』 ほか)
  • 2 思い出の本忘れられない作家(底冷えのする暗さ—野口冨士男『徳田秋声伝』『わが荷風』ほか;風景の向うにある東京—野田宇太郎『東京ハイカラ散歩』 ほか)
  • 3 新しい小説(小さいけれど好きなもの—江国香織『つめたいよるに』;壷のなかのもうひとつの世界—筒井康隆『敵』 ほか)
  • 4 時には小説以外の本も(笑いとアクション—花田清輝『新編映画的思考』;まがったことの好きな批評家—花田清輝『恥部の思想』 ほか)
  • 5 大江健三郎を読む(「洪水のあと」のユートピア—『洪水はわが魂に及び』;空中に浮かぶアグイーを求めて—『空の怪物アグイー』 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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