悩める狼男たち
著者
書誌事項
悩める狼男たち
早川書房, 2002.2
- タイトル別名
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Werewolves in their youth
- タイトル読み
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ナヤメル オオカミオトコタチ
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収録内容
- 悩める狼男たち
- 家探し
- 狼男の息子
- グリーンの本
- ミセス・ボックス
- スパイク
- ハリス・フェトコの経歴
- あれがわたしだった
- 暗黒製造工場で
内容説明・目次
内容説明
小学校の問題児ティモシーは、いつも突飛なものになりきってしまう。特に彼が狼男になっている時は警戒が必要だ。先生のたび重なる注意も聞かず、彼は女の子に噛みつき、学校は大パニックに…思いこみの激しい少年が引き起こす珍騒動を描く表題作。少年時代の記憶に捕われ、自分は幼児性愛者なのではないかと恐れる教育書の作家が、愛娘の教育に右往左往する姿が滑稽な「グリーンの本」。失業、破産、離婚と重なり自棄になったエディは、別れた妻の祖母から宝石箱を騙し取ろうと企み、家に行った。ところが老婆のとまらない思い出話を聞かされたあげく、一泊するはめに…思うように事が運ばずあせる男に意外な結末が待ちうける「ミセス・ボックス」。家族の人間関係のほころびを繕おうと奮闘する人人の姿が、皮肉な笑いを誘う。現代アメリカを代表する作家の粒ぞろいの9篇。
「BOOKデータベース」 より