天下人史観を疑う : 英雄神話と日本人
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天下人史観を疑う : 英雄神話と日本人
(新書y, 053)
洋泉社, 2002.1
- タイトル読み
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テンカビト シカン オ ウタガウ : エイユウ シンワ ト ニホンジン
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注記
文献:p245〜250
内容説明・目次
内容説明
信長、秀吉、家康の天下取りに至る話は誰でも知っている。彼らは天才的な才能があったが故に、天下を取ったと誰も疑わない。しかし、彼らは本当にその才故に天下に君臨することができたのか?「天下人」とは何か?彼らの天下取りの「史実」は本当なのか?「勝者の側」から歴史記述を組み立てていけば、そこには単純明快な「英雄神話」が残るだけである。信長も秀吉も、そして家康も、決して天下人を約束された存在ではなかった。「歴史の常識」を打ち破る注目の書。
目次
- 序論 歴史の中に「天下人」を捜す(「天下人」という言葉の語源は?;誰が天下人で、誰が天下人ではなかったのか?)
- 第1部 「天下人」であるための条件(「天下人」の条件を論ずる前に;天下人と見られるための四つの条件 ほか)
- 第2部 検証・天下人神話(「天下人の歴史」の検証=「天下人神話」の解明;源頼朝—「天下の草創」神話の主人公 ほか)
- 終論 「天下人史観」と日本人(武家政権の歴史を「総括」する;天下人が歴史に与えた影響とは? ほか)
「BOOKデータベース」 より