夕庭
Author(s)
Bibliographic Information
夕庭
朝日新聞社, 2002.5
- Title Transcription
-
ユウニワ
Available at / 28 libraries
-
No Libraries matched.
- Remove all filters.
Search this Book/Journal
Description and Table of Contents
Description
孤独の作家・丸山健二が、ペンを鍬に持ち替え独力で作り上げた“至高の楽園”の全貌がここに。
Table of Contents
- 刻々と迫り来る雷雲。わが楽園の三百五十坪はその気配を察知してきっと身構える。
- 晩夏に別れを告げ、陶酔の紅葉の季節を予告して、ここぞとばかりにハギが咲き乱れる。
- シラユキゲシが早くも散りかけたボタンに向かって言う。「なんて短い花の命なんだ」
- ベニバナヤマシャクヤクの白花。そんな矛盾だらけの名がすきっとした美を醸す。
- エル・ディ・ブレスウエィトの究極の赤がホワイトガーデンを圧倒してしまう。大輪の白花のクレマチスが、その妖艶美でもって絡みついた若木を籠絡する。
- 園芸種が必ずしもけばけばしいとは限らない。ローダス・ホワイト(シャクナゲ)
- 野生種はどんなに派手な花をつけても決して浮くことがない。サラシナショウマ
- 郷愁そのものといった風情の花がたしかに存在する。ツユクサの白花
- 本物の美は中心のみならず周辺にも漂っている。ミス・アメリカ(シャクヤク)〔ほか〕
by "BOOK database"