勝負の分かれ目

Author(s)
    • 下山,進 シモヤマ,ススム
Bibliographic Information

勝負の分かれ目

下山進〔著〕

(角川文庫)

角川書店, 2002.1

Title Transcription

ショウブ ノ ワカレメ

Note

主要参考文献/証言者/協力者: p488-495(下)

Description and Table of Contents
Volume

上 ISBN 9784043628018

Description

一九六三年、破滅寸前の通信社「ロイター」の社長に抜擢されたジェラルド・ロングは、起死回生の策として市況に注目する。同じ頃、日本でも「日本経済新聞」が市場のコンピュータ化の波頭を睨んでいた—。金融と情報が融合し、ついにはメディアそのものが「世界市場」の主役に躍り上がっていく二〇世紀後半。その熾烈な戦いのなかで、群雄割拠するメディア企業の何が興廃を分けたのか。D・ハルバースタム『メディアの権力』を凌駕するスケールで描かれたノンフィクションの傑作。

Table of Contents

  • プロローグ
  • 第1章 潰れかかった通信社
  • 第2章 取引所とコンピュータ
  • 第3章 黄金郷へ
  • 第4章 国士
  • 第5章 筆剣一如
  • 第6章 同盟解体
  • 第7章 強者連合
  • 第8章 独裁と密告
  • 第9章 退場する将軍
  • 第10章 漂う通貨
  • 第11章 ロイター・モニター
  • 第12章 裏切られた革命
Volume

下 ISBN 9784043628025

Description

一九七一年の金ドル交換停止により、世界はカネでカネを買う時代に突入した。金融情報をつかんだメディアが覇権を握る「サイバー市場」が一気に加速。情報鎖国・日本を舞台に、「ロイター」「日本経済新聞」「ブルームバーグ」「時事通信」による、激烈なる情報戦争がはじまった—。その興亡のなかで生まれ、喪われたものは何だったのか。九〇年代後半に世界を席巻したグローバリゼーションの波。その潮流を超えて、メディアの生き残りに賭けた男たちの物語。

Table of Contents

  • 第13章 カジノか、ジャーナリズムか
  • 第14章 進出
  • 第15章 黄金の八〇年代
  • 第16章 森田失脚
  • 第17章 バブル崩壊
  • 第18章 金融からジャーナリズムへ
  • 第19章 兜倶楽部開放
  • 第20章 試練
  • 第21章 記者たち
  • 第22章 東京三菱銀行合併スクープ異聞
  • 第23章 愛する者のために
  • エピローグ
  • 新章 はてしない物語

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