ツェラーンもしくは狂気のフローラ : 抒情詩のアレゴレーゼ
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ツェラーンもしくは狂気のフローラ : 抒情詩のアレゴレーゼ
未来社, 2002.3
- タイトル読み
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ツェラーン モシクワ キョウキ ノ フローラ : ジョジョウシ ノ アレゴレーゼ
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内容説明・目次
内容説明
「アウシュヴィッツ」という歴史の災厄をくぐり抜け、1970年にセーヌ川で自死した、戦後最大のドイツ語ユダヤ詩人、パウル・ツェラーン。その難解な詩作品には、死者からの呼びかけとともに、植物、とりわけ花の名称が頻出する。ベンヤミンの寓意的読解(アレゴレーゼ)に依拠しつつ、植物分類学とも言うべき狂気に満ちたツェラーンの詩学を、独自の自然誌の試みとして読み解く。当代随一の詩の読み手による、類を見ない画期的な論考。
目次
- 自然史と自然誌のはざまに
- 死の香り・死者の声
- 人々と書物が生きていた土地
- 同定・否定・変容
- 遍在する眼差
- 根をめぐる想念
- 抒情詩のアレゴレーゼ
- 植物分類表
「BOOKデータベース」 より