書誌事項

質的心理学研究

無藤隆 [ほか] 編

新曜社, 2002.4-

  • 第1号(2002)
  • 第2号(2003)
  • 第3号(2004)
  • 第4号(2005)
  • 第5号(2006)
  • 第6号(2007)
  • 第7号(2008)
  • 第8号(2009)
  • 第9号(2010)
  • 第10号(2011)
  • 第11号(2012)
  • 第12号(2013)
  • 第13号(2014)
  • 第14号(2015)
  • 第15号(2016)
  • 第16号(2017)
  • 第17号(2018)
  • 第18号(2019)
  • 第19号(2020)

タイトル別名

Qualitative research in Psychology

Japanese journal of qualitative psychology

タイトル読み

シツテキ シンリガク ケンキュウ

注記

その他のタイトルは第4号(2005)による

その他のタイトルは第10号(2011) による

その他の編者: やまだようこ, 麻生武, 南博文, サトウタツヤ

第4号(2005)以降の編集: 日本質的心理学会「質的心理学研究」編集委員会

第4号(2005)以降の出版者: 日本質的心理学会

第4号(2005)以降の発売: 新曜社

文献あり

内容説明・目次
巻冊次

第1号(2002) ISBN 9784788507944

目次

  • 論文(高齢者の在宅介護者の認知的成長段階に関する一考察;いかに非行少年は問題のある人物となるのか?—ある更生保護施設でのソーシャルスキルトレーニングにおける言語的相互行為;生涯発達から見る「軽度」肢体障害者の障害の意味—重度肢体障害者と健常者との狭間のライフストーリーより;生死の境界と「自然・天気・季節」の語り—「仮説継承型ライフストーリー研究」のモデル提示 ほか)
  • BOOK REVIEW(尾見康博・伊藤哲司(編)『心理学におけるフィールド研究の現場』;茂呂雄二(編著)『状況論的アプローチ3—実践のエスノグラフィ』;石黒広昭(編)『AV機器をもってフィールドへ—保育・教育・社会的実践の理解と研究のために』;やまだようこ(編著)『人生を物語る—生成のライフストーリー』 ほか)
巻冊次

第2号(2003) ISBN 9784788508453

目次

  • 特集論文 イメージと語り(KJ法の原点と核心を語る—川喜田二郎さんインタビュー;4人の震災被災者が語る現在—語り部活動の現場から;再帰的近代としての高齢化社会と人間形成—“意味感覚としての隠居”をめぐる現代中年のライフストーリーから;コメント論文:審査意見に対するリプライ ほか)
  • 一般論文(断乳をめぐる母親の内的経験—断乳時期の決定に関与した要因に着目して;園生活の中で泣きが多かったある子どもの事例—園における個人史と変容;生死の境界での語り—実験心理学から見た質的心理学;「実験心理学」と「質的心理学」の相互理解のために—菅村論文へのコメント ほか)
  • BOOK REVIEW
巻冊次

第4号(2005) ISBN 9784788509399

目次

  • 特集論文 質的心理学のあり方(質的心理学の来し方と行方—日本質的心理学会設立集会「対談」;質的心理学が切り開く地平—日本質的心理学会設立集会「シンポジウム」;Transformations and Flexible Forms(英文)—Where Qualitative Psychology Begins;質的研究の三つのジレンマ—「再詳述法」の提案による質的心理学の可能性)
  • 一般論文(映像データの質的分析の可能性—mivurix(ミブリックス)による指折り行動の分析から;特別養護老人ホーム入居者のホーム生活に対する不安・不満の拡大化プロセス—“個人生活ルーチン”の混乱;家族ライフストーリーが語られる場所としての墓地—イギリスの19世紀末の家族墓碑と現代の子ども墓碑を中心に;想起された“独我論的な体験とファンタジー”事例の3次元構造—独我論の心理学研究へ向けて;ダイナミックタッチにおける知覚の恒常性—方法論としての精神物理学と実験現象学 ほか)
  • BOOK REVIEW
巻冊次

第5号(2006) ISBN 9784788509870

目次

  • 特集論文:臨床と福祉の実践(病院内学級における教育的援助のプロセス;「望む性」を生きる自己の語られ方—ある性同一性障害者の場合;ある失語症患者における“場の意味”の変遷—語られざるストーリーを追いながら ほか)
  • 一般論文(「運を消費する」という物語;アルゼンチンにおける日系人の頼母子講—一般交換による経済的適応戦略;存在論的解釈についての対話—清水論文(2004)に対するコメントとして ほか)
  • BOOK REVIEW(書評特集 ガーゲン社会構成主義の可能性)
巻冊次

第6号(2007) ISBN 9784788510425

目次

  • 特集 養育・保育・教育の実践(幼稚園における幼児の仲間関係と物との結びつき—幼児が「他の子どもと同じ物を持つ」ことに焦点を当てて;算数授業における図が媒介した知識構築過程の分析—「立ち戻り」過程に支えられた子どもたち同士の足場がけに注目して;乳幼児期における行為と「痕跡」—なぐり描きに先立つ表現以前の“表現”)
  • 小特集:臨床と福祉の実践2(記憶障害を持って人と共に生きること;施設に居住する高齢者の日常体験を描き出す試み—外へ出て‐内に帰ることに注目して;中途身体障害者の心理的回復過程におけるライフストーリー研究—個人的・社会的側面による仮説的モデル生成の試み)
  • 一般論文(心理臨床の場における「ドラマ」の意味—ミニチュアの舞台と人形を用いた継時的調査の一事例に着目して;生殖技術受診時に表出する身体観の相互作用;がん告知を受け手術を体験する人々の心理的過程;質的研究における対話的モデル構成法—多重の現実、ナラティヴ・テクスト、対話的省察性)
  • BOOK REVIEW—書評特集 古典的研究と現代との対話:質的研究をめぐって(質的心理学という物語を越えて;古典的研究と現代との対話—ライフストーリー・ナラティヴの質的研究をめぐって;コミュニケーションの不可能性を巡る問い;語りから“見え”を探る—知覚心理学における質的研究;語り直すこと、語り尽くすこと、そして「無実の死刑囚」)
巻冊次

第7号(2008) ISBN 9784788510944

目次

  • 特集 バフチンの対話理論と質的研究(「ともに」「さまざまな」声をだす—対話的能動性と距離;多声テクスト間の生成的対話とネットワークモデル—「対話的モデル生成法」の理論的基礎;単声的学習から始まる多声的な概念理解の発達—バフチンおよびヴィゴツキー理論の観点から ほか)
  • 一般論文(不妊治療を経験した女性たちの語り—「子どもを持たない人生」という選択;独我論的体験とは何か—自発的事例に基づく自我体験との統合的理解;老年期にある浄土真宗僧侶のライフストーリーにみる死の意味づけ ほか)
  • BOOK REVIEW(M‐GTAの分析ワークシートと‘すり合わせ’の論理;「戈木流GTAと木下流M‐GTA」;グラウンデッド・セオリー・アプローチと質的調査のセンス ほか)
巻冊次

第9号(2010) ISBN 9784788511897

目次

  • 特集 質的心理学における時間性・歴史性を問う(体験を語り始める;子どもたちはつらい未来をどう引き受けるのか—小児医療における「頑張れ」という言葉の意味;時間の流れは不可逆的か?—ビジュアル・ナラティヴ「人生のイメージ地図」にみる、前進する、循環する、居るイメージ)
  • 一般論文(生の質に迫るとは—死に逝く者との対話を通して;人生の意味の心理学モデルの構成—人生観への統合的アプローチにむけて;幼児期における発話産出に寄与する身振りの役割;語りの「聴き方」からみた聴き手の関与;教室空間における文化的実践の創成—アンサンブルの授業における教師と子どもの音楽の生成;Literacy,Literature and Mind(英文))
  • BOOK REVIEW(発達心理・教育心理領域から;臨床心理領域から;看護領域から;社会心理領域から;福祉領域から)
巻冊次

第10号(2011) ISBN 9784788512252

目次

  • 特集 環境の実在を質的心理学はどうあつかうのか(乳児期におけるつかまり立ちの生態幾何学的記述—姿勢制御と面の配置の知覚に着目して;食事における容器操作の縦断的研究—容器の発見と利用の過程;「起き上がるカブトムシ」の観察—環境‐行為系の創発)
  • 一般論文(一枚のデッサンが成立する過程—姿勢に現れる視覚の役割;日米での日本人女子大学生の化粧行為の形成と変容—文化の影響の視点から;高校家庭科教科書の言説分析と教科再編への展望;聴くという行為の課題構造に応じた相違;青年の語りからみた金縛りの心理的意味)
  • BOOK REVIEW(看護領域から;社会福祉領域から;発達・教育領域から;社会心理領域から)
巻冊次

第11号(2012) ISBN 9784788512764

目次

  • 特集:病い、ケア、臨床(協働実践としての緩和ケア—急性期看護場面のワークの研究;二重のライフストーリーを生きる—障がい者のきょうだいの語り合いからみえるもの ほか)
  • 一般論文(自我体験研究への現象学的アプローチ;母親が語る障害のある人々の就労と自立—語りの形式とずれの分析 ほか)
  • BOOK REVIEW 1 書評特集 会話分析の新しい展開—ことばと身体の連鎖分析(生成変化する文脈における相互行為分析の可能性;会話分析の現在 ほか)
  • BOOK REVIEW 2 緊急特集 震災とどう向き合うか—質的視点からの文献案内(ブックガイド;紹介付き文献リスト)
巻冊次

第12号(2013) ISBN 9784788513310

目次

  • 特集 文化と発達(地域国際交流の場におけるホストファミリーの異文化接触対応スタイル—自然発生的な文化学習類型の探索;バイリンガル児はどのように二言語で読書をするようになるのか—読書文化の世代間における伝達過程;文化の本質的な曖昧さと実体性について—差の文化心理学の視点から文化を規定する)
  • 一般論文(地域社会における伝統の継承;他者との関係の中で生成する「精神障害」経験と自己のありよう—精神障害者地域作業所での聞き取りから;小学校の男性教師における低学年教育の経験—性分業とその教育実践上の問題 ほか)
  • BOOK REVIEW(喪失だけど喪失ではない?—喪失を問い直す視点(浮ヶ谷幸代(著)『病気だけど病気ではない—糖尿病とともに生きる生活世界』);喪失の悲しみとともに生きる(竹内正人(編著)、井上文子・井上修一・長谷川充子(著)『赤ちゃんの死へのまなざし—両親の体験談から学ぶ周産期のグリーフケア』);喪失への対峙と豊かな生への転換(若松英輔(著)『魂にふれる—大震災と、生きている死者』) ほか)
巻冊次

第13号(2014) ISBN 9784788513792

目次

  • 特集 「個性」の質的研究—個をとらえる、個をくらべる、個とかかわる(頻回転職の意味の再検討—13回の転職を経たある男性の語りの分析を通して;2つの民族的背景を持つ人々の両背景を統合したアイデンティティ;専門職大学院ビジネススクール院生視点の授業満足基準が示唆する「開放型学習モデル」生成の試み—成人学習理論からの検討;「聖域」としての個人—日本人キリスト教徒は日本社会の「宗教」ディスコースにどうポジショニングするのか)
  • 一般論文(認知症高齢者はどのように同じ話を繰り返すのか—ループする物語の事例研究;生の経験をどう語るか—森有正再考;子どもの「非行」と向き合う親たちの語りの拡がり—セルフヘルプ・グループにおけるオルタナティヴ・ストーリーの生成に注目して;教師のリヴォイシングにおける即興的思考—話し合いに対する信念に着目した授業談話とインタビューにおける語りの検討;小学校中学校の国際児は現地校・補習校の宿題をどのように遂行しているのか;知的障がい者のきょうだいが体験するライフコース選択のプロセス—青年期のきょうだいが辿る多様な径路と、選択における迷いに着目して;中学校英語授業における生徒の「つぶやき」の特徴;伝統芸能の教授関係から捉える実践を通した専門的技能の伝承—京舞篠塚流における稽古での「こだわり」に焦点を当てて;介護家族の意思決定のプロセス—意思確認困難な高齢者への胃瘻造設)
  • BOOK REVIEW—書評特集 事例研究再考(親の経験の底力に触れる(鷹田佳典(著)『小児がんを生きる—親が子どもの病いを生きる経験の軌跡』);個別の事例から共通の法則を導くために(A.ジョージ・A.ベネット(著)、泉川泰博(訳)『社会科学のケース・スタディ—理論形成のための定性的手法』);マンガと事例研究(佐藤秀峰(著)『ブラックジャックによろしく』(1〜13巻)、佐藤秀峰(原作)・神前格(解説)・講談社ホスピタル・クライシス研究チーム(構成)『ブラックジャックによろしく 公式ガイドブック—ホスピタル・クライシス衝撃の事実』) ほか)
巻冊次

第14号(2015) ISBN 9784788514232

目次

  • 特集:社会的実践と質的研究(災害復興における“めざす”かかわりと“すごす”かかわり—東日本大震災の復興曲線インタビューから;通学型の通信制高校において教員は生徒指導をどのように成り立たせているのか—重要な場としての職員室に着目して;「羅生門問題」からみた被災地の復興過程—茨城県大洗町を例に;慢性の病いをもつ研究者が主宰する病者の集いの場で生成される意味—研究者の在り様を含めた場の厚い記述から;方法としてのレジデント型研究)
  • 一般論文(ナラティヴの文化心理学—ブルーナーの方法;「Days‐Before」の語りに関する理論的考察;知的障がいのある子どもを緊急に親元から離すプロセスとは—在宅ケアを望んでいた親の施設利用に焦点を当てて;ドナー家族の脳死下臓器提供プロセスにおける体験と心理的軌跡—“ドナー家族に対する看護ケアの発展に向けて”;量的データの質的分析—質問紙調査を事例として)
  • BOOK REVIEW(書評特集『質的心理学ハンドブック』はどのような意味で「原典」たりうるか?)
巻冊次

第15号(2016) ISBN 9784788514645

目次

  • 特集 子どもをめぐる質的研究(青少年女子によるインターネットを媒介とした他者との“出会い”—「ネットいじめ」言説の興隆期に着目して;子どものとなりで育ちを見守る—ある保育者の語りから見る自主保育という育ちの場;聾学校乳幼児教育相談における母子コミュニケーション支援に関する一考察—意味ある他者との関わりを足場として;小学校における「問題」とされがちな子どもの学習を支える授業の構造—協同での学習過程における認知的道具の使用をめぐる事例分析)
  • 一般論文(関係に着目した「発達障害」概念の様相;慢性硬膜下血腫“疾患前”の患者経験—生活に馴染んでいく“症状”;ろう者と聴者の出会いの場におけるコミュニケーションの方法—手話を用いたインタビューの会話分析から;発達障害児の母親の語りのなかに見る家族をつなぐ実践—「葛藤の物語」から「しなやかな実践の物語」へ;複線経路・等至性モデル(TEM)による送球イップス経験者の心理プロセスの検討;「宇宙にいた私」との対話—宇宙空間での“つぶやき”に私の変化を見る;ワークシートの配布方法の相違が小グループでの問題解決過程に及ぼす影響)
  • BOOK REVIEW(書評特集 質的心理学研究の足下を見直すため、あらためて古典を読む 特集にあたって)
巻冊次

第16号(2017) ISBN 9784788515109

目次

  • 特集 質的研究における映像の可能性(「かわいい」と感じるのはなぜか?—ビジュアル・ナラティヴによる異種むすび法;会話における“収録される”ことの多様な利用;スポーツ実況における発話による出来事の指し示し—「こ」系指示表現と間投詞「ほら」の相互行為上の働き;残されるモノの意味—線条体黒質変性症患者とその介護者の事例より;サービスエンカウンターにおける店員の「気づき」の会話分析)
  • 一般論文(1970年代の看護師長の語りから知る、よい組織風土の形成と維持のしくみ;滞日中国人のライフストーリーから見る自我アイデンティティの交渉と構築—なぜ永住権を目指して働き続けるのか;保護観察中の性犯罪者の犯罪行動のプロセス;幼稚園クラス集団における自由遊び時間での「乗り物遊び」—仲間文化の形成と変化;小集団学習中にジョイント・アテンションはどのように機能しているか—中学校社会科の授業場面を事例として;雰囲気が言葉になる時—小学校の日々から始まる雰囲気の解釈学的現象学)
  • 書評特集 質的研究と映像との関係を考える
巻冊次

第17号(2018) ISBN 9784788515550

目次

  • 特集:レジリエンス(「ろう者の行動・生活実践」に「立ち会う聴者」の観点から探るろう文化と聴文化;ひきこもりの息子をもつ親の体験プロセス—ひきこもりへ移行してから危機的状況を脱するまで;投影法から見るレジリエンスの多様性—回復への志向性という観点)
  • 一般論文(他者になる夢の現象学的解明—フッサール志向性論に基づく主題分析;外国籍生徒の学校適応と進路選択—日系人青年の語りから;民芸・民具の作り手のライフ・ストーリー研究—高知県芸西村の竹の子笠を事例として;教室において生活のリアリティを問うということ—テレビドラマ『鈴木先生』の映像分析を事例として;成人期にある知的障害を伴わない発達障害者のきょうだいの体験に関する一考察—ある姉妹の『羅生門』的な語りの分析からきょうだいの多様性を捉える試み;幼児はいかに友達と食べ物を分かち合うか—「森のようちえん」のお弁当場面にみる食の自律性;職業アイデンティティ・ショックと対処方略—来日インドネシア人看護師候補者の自己をめぐる意味の再編過程;「意味の行為」とは何であったか?—J.S.ブルーナーと精神の混乱と修復のダイナミズム)
  • BOOK REVIEW 書評特集 レジリエンス
巻冊次

第18号(2019) ISBN 9784788516175

目次

  • 特集 ゆるやかなネットワークと越境する対話—遊び、学び、創造(「してもの会」におけるRespectful Racial Dialogueの実践—在日コリアンと日本人の「分断から動き出す交流」;幼稚園の一斉保育場面で子どもたちが創り出す「あいま」の意味—ウェンガーの「非公式の」実践共同体概念を手がかりとして;後ろ向きの越境と境界の変容に関する研究—危機に直面した企業組織でのフィールドワークから見えてきたもの;アーティストと人工知能技術の協働作曲にみる創造と省察;難民の実践にみる境界と付き合う方法—ウガンダに暮らす南スーダン難民の相互扶助組織を事例として;再帰的リーダーシップ試論—正統的周辺参加論による関係的アプローチの課題克服可能性とその意義;客と店との偶発的協働による振る舞いの集合的学習過程—仏レストランのマネジメントから;メタファーを通した災害復興支援における越境的対話の促進—新潟県小千谷市塩谷集落・復興10年のアクションリサーチから)
  • 一般論文(Xジェンダーを生きる—男女のいずれかというわけではない性自認をもつ人々の語りから;サイエンスカフェにおける話題提供者のフレームシフト;コミュ障(人づきあいが苦手)の批判的ナラティヴ現象学—インターネット上の相談事例に基づく当事者視点の研究;日本人高校生の自己効力感とメタ認知に対する英作文の指導とフィードバックの効果—GTAによる分析;小児慢性疾患経験者にみるイルネス・アンサーテンティの発達的影響—成人期における将来展望との関連に着目して;自己エスノグラフィにおける意味の文脈—ある転職体験;インタビュイーの語り手としての特性と質的研究)
  • BOOK REVIEW—書評特集 当事者研究(当事者研究をローカルな研究実践から、質的研究のモデルへと一般化するために;「自分自身で、共に」が教えるてくれること(評:宮本匠)浦河べてるの家(著)『べてるの家の「非」援助論—そのままでいいと思えるための25章』;じぶんアクションリサーチとしてのからだメタ認知メソッド(評:伊藤崇)諏訪正樹(著)『「こつ」と「スランプ」の研究—身体知の認知科学』;「当事者研究」はポスト心理療法になるのか?(評:村澤和多里))
巻冊次

第19号(2020) ISBN 9784788516687

目次

  • 特集 身体を対象にした、あるいは、身体を介した/通した質的研究(「次の場所まで歩く」ことの相互行為的組織化—科学コミュニケーターによる来館者誘導の身体的プラクティス;物への限定的なアクセスの表示による渡すことの引き出し—物の受け渡しにおける相互行為の微視的分析;成長の瞬間を生み出す「よいキャリア支援」の意味感覚—TAEステップを用いた理論構築 ほか)
  • 一般論文(複数言語環境に育つ子どもはどのように読書活動を実践してゆくのか—社会的環境とのかかわりと言語をめぐる意識の変化に注目して;自閉症当事者の自伝が自閉症者家族の子ども理解に及ぼす影響—イアン・ハッキングによる「相互作用」理論に基づいた母親の語りの分析;新人看護師が複数の患者を同時に受け持つ体制下で直面する多重課題対応不全を生み出す因子—KJ法を活用した新人看護師の面接内容の構造化から ほか)
  • BOOK REVIEW—書評特集 身体にかかわる著書について著者本人が語る(個別と普遍のあいだで—伊藤亜紗(著)『記憶する体』;植物状態患者と看護師との“身体”を介した交流—西村ユミ(著)『語りかける身体—看護ケアの現象学』;健常者の「ふつうの身振り」を振り返る—前田拓也(著)『介助現場の社会学—身体障害者の自立生活と介助者のリアリティ』 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BA56853384
  • ISBN
    • 4788507943
    • 4788508451
    • 4788508915
    • 4788509393
    • 9784788509870
    • 9784788510425
    • 9784788510944
    • 9784788511460
    • 9784788511897
    • 9784788512252
    • 9784788512764
    • 9784788513310
    • 9784788513792
    • 9784788514232
    • 9784788514645
    • 9784788515109
    • 9784788515550
    • 9784788516175
    • 9784788516687
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
  • 大きさ
    26cm
  • 分類
  • 件名
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