地上より永遠に
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地上より永遠に
(角川文庫)
角川書店, 1987.5-1987.10
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- タイトル読み
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ココ ヨリ トワ ニ
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注記
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内容説明・目次
- 巻冊次
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1 ISBN 9784042417026
内容説明
1941年2月、ハワイ、スコーフィールド兵営。真珠湾攻撃の予兆はいまだどこにもなく、兵営ではごく日常的な軍隊生活が営まれていた。軍隊もまた一つの社会である。そこで優先されるのはまず隊の名誉であり、たとえばボクシングの対抗試合に勝つことが、一般社会と同様、そこにも様々な人間がいる。有能と能率の権化の如き曹長もいれば、兵舎で賭場を経営する者もいる。この機構に敢然と反旗を翻した若きラッパ手、プルーイットの目を通して、軍隊の非人間的側面をあますところなく描き、第二次大戦が産んだ記念碑的作品とされる名作。
- 巻冊次
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3 ISBN 9784042417040
内容説明
営倉—それは兵士にとって特別の響きをもつ言葉である。軍規に抗した者が行きつく窮極の場所。プルーイットはいつしかそこへ送りこまれることを予感していた。だがそこも、愛する軍隊の一部ならそれもいいではないか…。それは思わぬかたちで訪れた。上官に対する反逆、しかもナイフをふるっての傷害。プルーイットは従容として営倉に送られた。彼がそこに見たものは、営倉のなかでもしたたかに生きぬく男たちと、人間の最後の尊厳までもはぎとる、すさまじい懲罰の実態であった。
- 巻冊次
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4 ISBN 9784042417057
内容説明
1941年12月のその日、ハワイ、スコーフィールド兵営はいつもと同じ1日を迎えた。ただプルーイットの姿はなかった。彼はすでに殺人を犯し、兵舎を脱走していたのだ。静穏は日本軍機の飛来によって破られた。屋根をかすめるようにして飛びながらくり返される機銃掃射。真珠湾攻撃である。そしてその報に接し、隊に戻ることを決意したプルーイットには、ある皮肉な運命が待ちかまえているのだったが—1兵士の軍隊との対決を軸に、軍という組織の醜悪さを余すところなく描破した、第二次大戦を描く記念碑的名作。全4巻完結。
「BOOKデータベース」 より