フラミンゴの微笑 (ほほえみ) : 進化論の現在

書誌事項

フラミンゴの微笑 (ほほえみ) : 進化論の現在

スティーヴン・ジェイ・グールド著 ; 新妻昭夫訳

(ハヤカワ文庫, NF267,268)

早川書房, 2002.5

タイトル別名

The flamingo's smile

フラミンゴの微笑

タイトル読み

フラミンゴ ノ ホホエミ : シンカロン ノ ゲンザイ

注記

原著 (c1985) の翻訳

単行本 (早川書房, 1989.12) を文庫化したもの

文献目録: 上p400-407, 下p374-381

内容説明・目次
巻冊次

上 ISBN 9784150502676

内容説明

餌をとるフラミンゴの不思議な微笑が明かす生物進化の本質とは何か?ノアの大洪水を「証明」した地質学者が犯していた致命的な過誤とは?大リーグで四割打者が消滅した理由は生物学的にどう説明できるのか?…自然界を丹念に観察するグールドは、先人の業績から縦横無尽に題材を取り、あらゆる事象を徹底的に見直してゆく。科学史上の虚妄を鋭く指摘し、新たな思考の様式と世界観を提示するエッセイシリーズ第4作。

目次

  • 第1部 動物界と例外(フラミンゴの微笑;…そして翅だけが残った;性と体格;つながって生きる;もっとも巧妙なパラドックス)
  • 第2部 理論と認知(アダムのへそ;ノアの冷凍;まちがった前提、良い科学;隠喩が欠けていた)
  • 第3部 分類学の重要性(蜂と白人;作品一〇〇番;人種の平等は歴史上の偶然的な事実である;五の法則)
  • 第4部 傾向とその意味(両極端の消滅;死と変容)
巻冊次

下 ISBN 9784150502683

内容説明

科学を「ものを知るための一つの方法」と定義するグールドは、理論と事実の危うい関係をつぶさに検証してゆく。下巻では、進化論以前の科学者たちが構築した「科学的な」白人優位の序列を鮮やかに解体する一方で、恐竜大絶滅についての優れた仮説がもたらす成果を説く。事物の細部に目を光らせる研究者として、良質な知的興奮を提供するサイエンス・ライターとして、妥協なきグールドの健筆が際立つ粒ぞろいのエッセイ集。

目次

  • 第4部 傾向とその意味(承前)(謎が解けていく)
  • 第5部 政治と進歩(類人猿を披露する;大いなる鎖に縛られて;ホッテントットのヴィーナス;キャリー・バックの娘;シンガポールの世襲財産(と婚姻))
  • 第6部 ダーウィニアーナ(ハンナ・ウエストの左肩と自然選択の起原;船上のダーウィンおよび港の効用;トウモロコシへの近い道)
  • 第7部 地球上の生命、地球外の生命(ちょうど中間;精神と超精神;SETIとケーシー・ステンゲルの叡智)
  • 第8部 絶滅と連続性(セックス、ドラッグ、災厄、そして恐竜の絶滅;連続性;シヴァの宇宙舞踏)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BA57362107
  • ISBN
    • 4150502676
    • 4150502684
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    16cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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