精神分析の倫理
著者
書誌事項
精神分析の倫理
岩波書店, 2002.6
- 上
- 下
- タイトル別名
-
Le séminaire de Jacques Lacan. Livre 7: L'éthique de la psychanalyse
- タイトル読み
-
セイシン ブンセキ ノ リンリ
大学図書館所蔵 全204件
  青森
  岩手
  宮城
  秋田
  山形
  福島
  茨城
  栃木
  群馬
  埼玉
  千葉
  東京
  神奈川
  新潟
  富山
  石川
  福井
  山梨
  長野
  岐阜
  静岡
  愛知
  三重
  滋賀
  京都
  大阪
  兵庫
  奈良
  和歌山
  鳥取
  島根
  岡山
  広島
  山口
  徳島
  香川
  愛媛
  高知
  福岡
  佐賀
  長崎
  熊本
  大分
  宮崎
  鹿児島
  沖縄
  韓国
  中国
  タイ
  イギリス
  ドイツ
  スイス
  フランス
  ベルギー
  オランダ
  スウェーデン
  ノルウェー
  アメリカ
この図書・雑誌をさがす
注記
その他の訳者: 小出浩之, 鈴木國文, 保科正章, 菅原誠一
原著 (Seuil, 1986) の後半の訳
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784000236294
内容説明
「精神分析における倫理とはなにか」。この根本的な問いをテーマに掲げた、一九六〇年のジャック・ラカンのセミネール。上巻では、独自の「もの das Ding」という概念を導入しつつ、主体における欲望のメカニズムや、欲望の対象と主体との関係という、精神分析の根幹に関わる問題を論じる。聖書の十戒に見られるような規範が持つ構造を、精神分析の視点から明らかにしようとするラカンの意気込みが、カントやサド、聖書などの豊富な引用を交えた講義から生き生きと浮かび上がってくる。
目次
- “もの”の導入(快楽と現実;『草稿Entwurf』の再読;「もの das Ding」;道徳的法則について)
- 昇華の問題(諸欲動とルアー;対象と“もの”;「無からex nihilo」の創造について;余白の短い注釈;アナモルフォーズする宮廷愛;ベルンフェルト批判)
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784000236300
内容説明
「精神分析における倫理とはなにか」。この根本的な問いをテーマに掲げた、一九六〇年のジャック・ラカンのセミネール。下巻では、ソフォクレスの『アンティゴネ』を導きの糸としながら、フロイトによって切り拓かれた精神分析の本質を探究していく。主体の欲望を突きつめることを推奨し、「汝、欲望することなかれ」とは正反対の「汝、欲望に関して譲歩することなかれ」という倫理格率をうち立てるにいたるまでの白熱した議論の記録。
目次
- 享楽のパラドックス(神の死;隣人愛;侵犯の享楽;死の欲動;善の機能;美の機能)
- 悲劇の本質ソフォクレスの『アンティゴネ』への注釈(アンティゴネの輝き;この戯曲の組み立て;二つの死の間におけるアンティゴネ)
- 精神分析の悲劇的次元(幸福の要求と精神分析の約束;精神分析の道徳的諸目標;倫理の諸パラドックス—あるいは「汝は汝の欲望に従って行動したか」)
「BOOKデータベース」 より