アメリカはなぜヒトラーを必要としたのか

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アメリカはなぜヒトラーを必要としたのか

菅原出著

草思社, 2002.7

タイトル読み

アメリカ ワ ナゼ ヒトラー オ ヒツヨウ ト シタノカ

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注記

参考文献: p[240]-[250]

内容説明・目次

内容説明

1920年代からソ連邦の崩壊にいたるまで、アメリカの外交戦略には、明確なパターンがあった。それは「共産主義に対抗するために独裁者を援助し、育てる」というものである。この最初にして最悪の例がヒトラーのナチスだったといえる。第一次世界大戦で焼け野原となったドイツが、十数年後にはヨーロッパを席巻する軍事大国になれたのは、ブッシュ大統領の一族など、アメリカ政財界の親ナチス派の援助に負うところが大きかったのだ。戦後、この親ナチス・エリート集団は、反共工作のために各国の独裁者、麻薬王、そしてイスラム過激派とも手を組んだが、多くの場合、最終的にはみずからが育てた独裁者たちと対峙することになった。本書は、アメリカ外交の舞台裏で暗躍したこの黒い人脈にスポットライトをあてる、きわめて刺激的なノンフィクションである。

目次

  • 序章 独裁者を支えたアメリカのエリートたち
  • 第1章 ドイツを軍事大国にしたアメリカ企業
  • 第2章 ドイツと戦いたくなかったアメリカの事情
  • 第3章 アメリカを戦争に引き込んだチャーチル
  • 第4章 親ナチス派と反ナチス派の暗闘
  • 第5章 冷戦を「演出」した反共の闘士たち
  • 第6章 ブッシュに引き継がれた黒い人脈
  • 終章 9・11を生んだアメリカの冷戦外交

「BOOKデータベース」 より

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