「鬼子」論序説 : その民俗文化史的考察

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「鬼子」論序説 : その民俗文化史的考察

近藤直也著

岩田書院, 2002.3

タイトル別名

「鬼子」論序説 : その民俗文化史的考察

「鬼子」論序説 : その民俗文化史的考察

鬼子論序説 : その民俗文化史的考察

タイトル読み

オニゴロン ジョセツ : ソノ ミンゾク ブンカシテキ コウサツ

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内容説明・目次

内容説明

本書の構成は、第一章「鬼子」の民俗、第二章「鬼子」の文化史、第三章初誕生儀礼における「鬼子」、となっている。第一章の「鬼子」の民俗では、「鬼子」の今を問い、伝承の中で「鬼子」がどのように語られて来たか、人々の記憶の中にある「鬼子」の姿を浮き彫りにする事に努めた。第二章の「鬼子」の文化史では、明治以前から古代に至るまで、文献史料の中に見える「鬼子」像を一つ一つ吟味し、歴史的に変遷して来た部分と、時の経過にも関わらず古代以来殆ど変わらなかった部分がある点を明らかにした。第三章の初誕生儀礼における「鬼子」では、一歳未満で歩いた子供に限定して転倒目的で餅を背負わせ、それでも倒れずに歩く子供を「鬼子」と称し、これを強制的に後ろから突き倒す習俗に注目した。

目次

  • 第1章 「鬼子」の民俗(辞書類にみえる「鬼子」;民俗語彙としての「鬼子」;大正から昭和にかけての「鬼子」の報告事例 ほか)
  • 第2章 「鬼子」の文化史(明治期から近世初期にかけての「鬼子」;中世の「鬼子」;古代以前の「鬼子」 ほか)
  • 第3章 初誕生儀礼における「鬼子」(一歳未満で歩く子供を「鬼子」と呼ぶ類例;「王子」から「鬼子」へ)

「BOOKデータベース」 より

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