死と飛躍・有島武郎の青春 : 「優等生」からの離脱
著者
書誌事項
死と飛躍・有島武郎の青春 : 「優等生」からの離脱
右文書院, 2002.9
- タイトル別名
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死と飛躍有島武郎の青春 : 優等生からの離脱
- タイトル読み
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シ ト ヒヤク アリシマ タケオ ノ セイシュン : ユウトウセイ カラノ リダツ
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注記
第一札幌時代初期の交友関係: p370-372
第一札幌時代初期の書簡・受信発信記録状況: p373
自殺日記(D.1899,2,13~22/23)の全体構造: p374-380
有島関連文献: p383-387
内容説明・目次
内容説明
…僕は、なぜ生きているのだろう。…僕が生きていることには、何か、意味があるのだろうか。我々の多くが、こうした問いに向かい合いながら、青春を出発させてきた。しかし、誰が、この問いに答えられただろう。本書は、日清戦争の直後に、札幌農学校で青春を迎えた有島武郎を考えようとするものである。特権階級の優等生だった有島武郎も、我々と同じように、この「問い」に向かい合いやがて、自殺未遂を経て、優等生から離脱する道を歩むようになっていった。有島の、優等生から離脱するエネルギーは、いかに生まれたのか。問題を、「性格」や「影響」の考察などに、解消してしまわず、あくまでも、有島の精神の展開軸を追うことによって、我々自身の「問い」への視座をも、発見。
目次
- 1 優等生からの離脱—虚構の準備過程(札幌へ—明治特権階級の優等生;インサイダー・優等生からの出発;札幌—思念深化の加速装置 ほか)
- 2 死と飛躍—虚構の成立過程(自己・世界虚構化の進展;死の導入と飛躍—自殺未遂事件の考察)
- 3 悪現実への宣戦—虚構的世界の確立(イデオロギーとしてのキリスト教;虚構的世界誕生直後の緊張期—第一段階;虚構的世界安定化の過程—第二段階 ほか)
「BOOKデータベース」 より