沈黙の惑星 : 火星の死と地球の明日
著者
書誌事項
沈黙の惑星 : 火星の死と地球の明日
ダイヤモンド社, 2002.9
- タイトル別名
-
Dead Mars, dying Earth
- タイトル読み
-
チンモク ノ ワクセイ : カセイ ノ シ ト チキュウ ノ アス
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注記
原著 (c1999) の抄訳
内容説明・目次
内容説明
本書の原著書DEAD MARS,DYING EARTHは、アメリカの火星科学の研究者が二酸化炭素の脅威を市民に知らせるために著したものだ。すべて事実にもとづいたサイエンス・ノンフィクションである。環境問題のなかでも気候変動はわかりにくい。森林破壊やゴミ問題、公害などと違って目に見えない。実際に問題が起こるのはずっと先のことのようだし、それがどれほど深刻なのかも理解しにくい。100年後に気温が五度上昇するからといって、それがどうだというのか。原著者はさまざまなエピソードを積み上げることで、二酸化炭素の脅威を読者に示そうとしている。これまでに海洋に蓄積された二酸化炭素が、なにかのはずみで突然、大気中に吹き出したらどうなるか。そんな「事故」は起こらないかも知れないが、そういう可能性があることも否定できない。エピソードの舞台は火星から地球、あらゆる場所と時間に移っていく。読者には、それが唐突すぎるかもしれないが、やがてすべてのエピソードは一つに収斂していく。
目次
- 第1章 灼熱と極寒の間に
- 第2章 大気を失った惑星
- 第3章 火星の「顔」
- 第4章 テラフォーミング
- 第5章 大胆な仮説
- 第6章 仮想非現実
- 第7章 証拠物件第一号
- 第8章 地球号タイタニック
- 第9章 失われたシンク
- 第10章 死せる火星
- 第11章 死にゆく地球
- 第12章 地球庭園再生計画
「BOOKデータベース」 より