相撲、国技となる
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相撲、国技となる
大修館書店, 2002.9
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相撲国技となる
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スモウ コクギ ト ナル
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Note
参考文献: p227
東京相撲明治史年表: p228-229
Description and Table of Contents
Description
明治四十二年開館、鉄筋構造ドーム屋根、東洋一の大きさの国技館は、従来の相撲場が直前に木材を組んで作り、興行が終わればすぐ取り壊す掛小屋だったことを考えると、革新的なものであった。しかし、国技館設立の目的は相撲場の改革だけではなく、相撲道の改革にもあった。相撲を品位あるものとし、真のプロスポーツにすることを目指したもので、投げ祝儀の禁止、力士の羽織袴での場所入り、行司の烏帽子直垂着用、幟・積樽の廃止、東西対抗制導入などはこの一環であった。これらの改革なくして、名実共に国技の地位を得るのは難しかったと言える。
Table of Contents
- 第1章 相撲禁止論から天覧相撲へ—明治初めの起死回生
- 第2章 回向院の掛け小屋興行—雨天につき本日休業
- 第3章 常設館設立へ—このままでは外国人に見せられない
- 第4章 ドーム屋根の国技館誕生—開館場所は連日大入り
- 第5章 風紀を正す—品格あるプロスポーツをめざして
- 第6章 力士同盟、新橋倶楽部にこもる—報酬制度の改革
- 第7章 千秋楽の熱気—東西対抗制が闘争心を高揚
- 第8章 時代にあった番付に—十両の増員と行司の完全年功序列化
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