江戸の春画 : それはポルノだったのか
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書誌事項
江戸の春画 : それはポルノだったのか
(新書y, 068)
洋泉社, 2002.8
- タイトル読み
-
エド ノ シュンガ : ソレ ワ ポルノ ダッタ ノカ
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内容説明・目次
内容説明
海外で高い評価を受けている日本の春画は、今でも国内ではまったくの「異端」扱いが続いている。「春画=ポルノ」と誤解され、まっとうな評価さえ受けていない。こうした現状に疑問を持ち、長年地道な春画研究を続けてきた著者は、実は春画が「遊び絵」「笑い絵」として粋な江戸人の間で受け入れられていたことを鋭く指摘する。西欧近代の性意識に影響された日本人の「猥褻概念」を排してみれば、そこには名だたる浮世絵師たちが「絵とことば」を駆使して表現する、遊び心を交えた独特な「江戸人の性愛」の世界が見えてくる。
目次
- 春画はポルノグラフィか?
- 第1部 性愛の図像学(絵とことばが一体化した世界;なぜ性器を大きく描くのか?;エクスタシーの瞬間へのこだわり;なぜ乳房に無関心なのか?;多彩な性愛のヴァリエーション—色事百般なんでもあり)
- 第2部 江戸人の性風俗(江戸の女と若衆狂い;性愛を演出する最新ファッション;都市風俗としての“夜這い”;色を売る—江戸の遊里考)
「BOOKデータベース」 より