錦絵を読む
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錦絵を読む
(日本史リブレット, 51)
山川出版社, 2002.9
- タイトル読み
-
ニシキエ オ ヨム
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注記
参考文献: 巻末
内容説明・目次
内容説明
このごろ、絵を読むことや絵について語ることがはやっている。浮世絵を読むこともはやっている。浮世絵のほとんどは錦絵である。本書ではその錦絵を読んでみようというわけである。錦絵はもともと、見て楽しむ要素と、絵から情報を得てそれを楽しむ要素のふたつを併せ持っていた。絵の発する情報を受けとめ、他の絵と比較し、同時代の史料と照らし合わせ、描かれている内容を読みとる作業は実に楽しい。それは、めぐりめぐって見る楽しみも倍加してくれる。錦絵はどのように読めるのか、どこまで読めるのかを、おなじみの歌麿・写楽・北斎の作品を例に綴ってみたのが本書である。
目次
- 1 浮世絵と錦絵(浮世絵とは;墨摺絵から錦絵へ ほか)
- 2 美人画を読む(女太夫の絵;明和期の町娘ブーム ほか)
- 3 役者絵を読む(役者似顔絵時代の幕開け;写楽の役者絵の再検討 ほか)
- 4 名所絵を読む(北斎と広重;署名から錦絵を読む ほか)
「BOOKデータベース」 より