大衆消費社会の食料・農業・農村政策

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大衆消費社会の食料・農業・農村政策

大泉一貫著

東北大学出版会, 2002.9

Title Transcription

タイシュウ ショウヒ シャカイ ノ ショクリョウ ノウギョウ ノウソン セイサク

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Note

注及び参考文献: p319-337

Description and Table of Contents

Description

一九六一年に制定された「農業基本法」。実質的に「棚上げ」されたこの法律の不幸は、当時の農林官僚の描いた理想的構図自体が観念的で、時代を反映していなかった点にある。ここからでてくる教訓は、「理念」は「現実」との接点を持つ限りで「理念」たりうると言う単純な事実である。一九九九年制定の「食料・農業・農村基本法」。この法律は「時代を反映した理念の提示」という一点においてどう評価されるべきか。本書は「大衆消費社会」というコンセプトで読み解く「消費の時代」の農政論である。

Table of Contents

  • 第1章 食料・農業・農村基本法の基本的特徴と課題
  • 第2章 大衆消費社会と食料・農業・農村基本法
  • 第3章 大衆消費社会の農業振興策
  • 第4章 都市への従属から農村の自立へ
  • 第5章 近代の地域政策から大衆消費社会の地域政策へ
  • 第6章 農業の多面的機能と政策の公共性
  • 第7章 食料・農業・農村基本法に関する評論
  • 第8章 近年の農業経済関係論調への評論

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