父・長谷川四郎の謎
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父・長谷川四郎の謎
草思社, 2002.8
- タイトル読み
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チチ ハセガワ シロウ ノ ナゾ
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注記
長谷川四郎の肖像あり
内容説明・目次
内容説明
中国・満州における親父の行動はどこか奇っ怪で、あまりにも「訳ありのあやしい奴」。初めは関東軍のために働く満鉄の調査部員、次には理想に燃える協和会事務長、やがて共産主義者と思われるようになり、一転、北方国境の警備を務める一兵卒に…。その結果、実はソビエトの(あるいは日本の)スパイだったのでは?などと息子の前には疑問符が山と積まれて遺された。しかし、幼かった弟の衝撃的な死に様の記憶を糸口に、疑問の解明にのりだした著者はいつしか運命に導かれるようにして、作家・長谷川四郎の内面の秘密にたどりつく。従軍とシベリア抑留体験をもとに味わい深い佳篇を著した作家のミステリアスな内奥に迫る。
目次
- 1章 最初の晩餐
- 2章 生と死の謎
- 3章 父の正体
- 4章 面会と命拾い
- 5章 捕虜となって
- 6章 帰国と入国
「BOOKデータベース」 より