幻想の未来 : 唯幻論序説
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幻想の未来 : 唯幻論序説
(講談社学術文庫, [1566])
講談社, 2002.10
- タイトル読み
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ゲンソウ ノ ミライ : ユイゲンロン ジョセツ
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注記
河出文庫「幻想の未来」(1994年7月刊)を底本とする
シリーズ番号はカバージャケットによる
内容説明・目次
内容説明
欧米人を支える「近代的自我」—それは日本人が夢見つづけた幻影だった。著者は、人間が本能の壊れた動物であり、「自我」とはその代用品として造られた幻想だと喝破する。それゆえに自我は、常に何物かに支えられずには存立できない不安定な存在である。そのラディカリズムにより、二〇世紀後半の日本の知に深刻な衝撃を与えた「唯幻論」の代表作。
目次
- 対人恐怖と対神恐怖
- 引き裂かれた人間
- 「甘え」の弁明
- 「卑屈さ」の研究
- ふたたび自我の問題
- 「真の自己」
- 自我と欲望
- 自我の支えの否認
「BOOKデータベース」 より