近代日本の詩と史実
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書誌事項
近代日本の詩と史実
(中公叢書)
中央公論新社, 2002.10
- タイトル別名
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近代日本の詩と史実
- タイトル読み
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キンダイ ニッポン ノ シ ト シジツ
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内容説明・目次
内容説明
詩と史実は連続している。一九九五年の神戸の大地震の後、自分でも文章の書き方が変ったと思う。事物の洗礼を経たからである。詩といい、史実といい、同じ一つの世界の異なる切り口であると見る視野が開けた。そうした切り口から近代日本の文学的な事件現場のいくつかを再現して、この評論集にまとめた。
目次
- 江戸の近代—石川淳『文林通言』を手がかりにして
- 書字の幕末維新
- 考証随筆の想像力—幸田露伴の一面
- 大団円から未完まで—小説ジャンルの文学史と文学論
- 史伝と情念—森鴎外の「夜思」をめぐって
- 子規のナショナリズム—短歌と日清戦争
- 水と放蕩—永井荷風の情痴文学
- 『細雪』の廃墟—谷崎潤一郎の風土
- 史実の肉声—大岡昇平『堺港攘夷始末』をめぐって
- 幕末国学と三島由紀夫〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より