大原御幸(小原御幸)
著者
書誌事項
大原御幸(小原御幸)
(能の友シリーズ, 11)
白竜社, 2002.6
- タイトル読み
-
オハラ ゴコウ(オハラ ゴコウ)
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注記
編集: 白竜社
内容説明・目次
内容説明
晩春のある日、後白河法皇(ツレ)は大原寂光院を訪れます。そこには、安徳帝の御母という高貴な身の上であったにもかかわらず、運命に翻弄され、今は尼僧となった建礼門院(シテ)が侘しく暮していました。平家の栄枯盛衰を目の当たりにし、生きながら地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道を体験したという女院に対して、法皇はその様子を語るよう仰せになります。問われるままに、女院はまだ生々しく記憶に残る六道の有様、平家一門の人々の最期、そして我が子である先帝入水の一部始終を語ります。やがて法皇一行が立ち去った後、放心したようにたたずむ女院を、たそがれの寂漠とした気配が包むのでした。
目次
- 能のみどころ
- 建礼門院徳子
- 謡蹟案内
- 「大原御幸」マップ
- 物語・大原御幸
- 大原御幸・原文
- 『平家物語』潅頂巻
「BOOKデータベース」 より