書誌事項

転換期の音楽 : 新世紀の音楽学フォーラム : 角倉一朗先生古稀記念論文集

『転換期の音楽』編集委員会編

音楽之友社, 2002.10

タイトル読み

テンカンキ ノ オンガク : シンセイキ ノ オンガクガク フォーラム : スミクラ イチロウ センセイ コキ キネン ロンブンシュウ

注記

角倉一朗の肖像あり

角倉一朗先生略歴及び主要業績一覧: p464-479

収録内容
  • 第1部: 16世紀以前(中世・ルネサンス): 声と無名性 : 中世・ルネサンスにおける女性の音楽創造をめぐって / 小林緑
  • ルネサンス初期の多声ミサ曲とcontenance angloise : ボローニャQ15写本におけるイングランドのミサ・サイクル / 吉川文
  • 15世紀初期におけるミサ・サイクルの構成 : A.ランタン/チコニアの作品の場合 / 遠藤衣穂
  • 音楽史的転換の要因としてのルター? : ルターの音楽観再考 / 大角欣矢
  • 宗教改革期における2つの音楽理論書 : Heydenの『音楽』とGlareanusの『ドデカコルドン』 / 寺本まり子
  • N.ヴィチェンティーノと古代音楽復興 / 片桐功
  • Intelligibilityを求めて : ジョヴァンニ・アニムッチャとカトリック宗教改革 / 長岡英
  • 「ポエジア・ペル・ムジカ」についての一考察 / 園田みどり
  • 世紀末の「死」 : ルネサンス末期の声楽曲における歌詞選択の一側面「マドリガーレにおける歌詞の傾向(5」 / 岸本宏子
  • 第2部: 17 ~18世紀(バロック、古典派): コンチェルトから教会カンタータへの道 : ドレスデン宮廷におけるふたりのイタリア人楽長について / 荒川恒子
  • 転換期としての「器楽の独立」 / 佐藤望
  • シャイベによるバッハ批判再考 / 木村佐千子
  • ジャン=ジョルジュ・ノヴェールの舞踊音楽論 / 森立子
  • C.P.E.バッハとJ.N.フォルケル / 久保田慶一
  • 第3部: 19世紀: ベートーヴェンの「後期様式」をめぐるアドルノの思索とその源泉 : アレゴリー論を中心に / 龍村あや子
  • 「2つの交響曲」再考 : ベートーヴェン第9交響曲作品史の一断面 / 土田英三郎
  • 歴史的共同主観としての音楽聴 : A.B.マルクスたちと標題音楽思想の背景 / 野本由紀夫
  • 転換期のピアノ協奏曲 : ショパンの『ピアノ協奏曲第一番』ホ短調作品11とその「室内楽版」について / 小岩信治
  • メンデルスゾーンの『交響曲第3番イ短調』の楽譜資料 : その全貌と成立史再考 / 星野宏美
  • デュッセルドルフにおけるロマン派のヘンデル変容 : メンデルスゾーン編曲『デッティンゲン・テ・デウム』(HW283)をめぐって / 小澤和子
  • フェスティヴァルホールのオルガン : 近代フランス音楽の転換点 / 井上さつき
  • マーラーの世界観とゲーテ受容 / 高野茂
  • 『死と変容』の変容 : マーラーの2つの交響曲におけるシュトラウス作品の受容 / 森泰彦
  • 転換期における音楽と物理学の並行現象 : 1830年からの百年をたどる / 茂木一衛
  • 第4部: 20世紀: 1930年代のプーランク / 遠山菜穂美
  • 「実用版楽譜」としてのコルトー版 : 楽譜と演奏をめぐって / 津上智実
  • 1936年『プラウダ』批判とショスタコーヴィチ : ある議事録が伝えるもの / 安原雅之
  • 間テクスト性理論とアリフレド・シュニトケ / 千葉潤
  • 世俗化時代の神学的音楽 : D.シュネーベルの「ミサ・エスト」と『ミサ曲』について / 秀村冠一
  • 音楽美学は可能か / 宮内勝
  • 第5部: 日本と欧米: ケーベル先生のまなざし : 瀧廉太郎との幸福な出会いそして別れ / 関根和江
  • 明治時代後半期における作歌に関する試論 : 鳥居忱を中心として / 橋本久美子
  • 田中正平の「日本和声」の理論と「日本的なもの」の思想 / 西原稔
  • 山田耕筰の「融合芸術論」序説 / 後藤暢子
  • 日本の1950年代における作曲界と演奏界 : 批評に見る作品イメージ / 楢崎洋子
  • 現代日本の転換期の音楽 : 矢代秋雄の「声」と「エクリチュール」 / 船山隆
  • 音楽様式の転換 : ミニマル・ミュージックの日本への影響とその意味 / 佐野光司
  • 「転換期の音楽」と「サウンドスケープ」 / 鳥越けい子
内容説明・目次

内容説明

中世・ルネサンスから現代まで、転換期の連続としての音楽史を描き出すとともに、現代の音楽学研究の諸問題をあざやかに照らし出す。38人の音楽学者による気鋭の論考集。

目次

  • 第1部 16世紀以前(中世・ルネサンス)(声と無名性—中世・ルネサンスにおける女性の音楽創造をめぐって;ルネサンス初期の多声ミサ曲とcontenance angloise—ボローニャQ15写本におけるイングランドのミサ・サイクル ほか)
  • 第2部 17〜18世紀(バロック、古典派)(コンチェルトから教会カンタータへの道—ドレスデン宮廷におけるふたりのイタリア人楽長について;転換期としての「器楽の独立」 ほか)
  • 第3部 19世紀(ベートーヴェンの「後期様式」をめぐるアドルノの思索とその源泉—アレゴリー論を中心に;「2つの交響曲」再考—ベートーヴェン第9交響曲作品史の一断面 ほか)
  • 第4部 20世紀(1930年代のプーランク;「実用版楽譜」としてのコルトー版—楽譜と演奏をめぐって ほか)
  • 第5部 日本と欧米(ケーベル先生のまなざし—瀧廉太郎との幸福な出会いそして別れ;明治時代後半期における作歌に関する試論—鳥居忱を中心として ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BA59267785
  • ISBN
    • 4276139074
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    484p, 図版1枚
  • 大きさ
    24cm
  • 分類
  • 件名
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