この国のあした : 司馬遼太郎の戦争観
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この国のあした : 司馬遼太郎の戦争観
のべる出版企画 , コスモヒルズ (発売), 2002.8
- タイトル読み
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コノ クニ ノ アシタ : シバ リョウタロウ ノ センソウカン
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内容説明・目次
内容説明
ロシア文学との比較や「福沢史観」との対比をとおして、『竜馬がゆく』『坂の上の雲』『沖縄・先島への道』『菜の花の沖』を読み解き、「司馬史観」に迫る。テロと戦争の発生の仕組みを「欧化と国粋」の視点で考察した注目の最新刊。
目次
- 第1章 激動の時代とアイデンティティの模索—『竜馬がゆく』(一九六二〜六六)(ペリー艦隊の来航と幕末の日本;福沢諭吉の文明観と方法としての比較 ほか)
- 第2章 「文明の衝突」と「他者」の認識—『坂の上の雲』(一九六八〜七二)(「国民国家」の成立と教育制度;教育における「欧化と国粋」の対立 ほか)
- 第3章 「文明」と「野蛮」の考察—『沖縄・先島への道』(一九七四)(「琉球王朝」の考察—周辺文明論の視点から;アイデンティティの危機と歴史認識 ほか)
- 第4章 「他者」との対話と「文明の共生」—『菜の花の沖』(一九七九〜八二)(黒潮の流れが結ぶ世界—『菜の花の沖』の構造;高田屋嘉兵衛の時代—江戸期の日本とロシアの比較 ほか)
- 第5章 「公」としての地球—司馬遼太郎の文明観(「文明開化」と「グローバリゼーション」;「公」としての「国民国家」と「自由民権運動」 ほか)
「BOOKデータベース」 より