死体からの事情聴取 : 鑑定医はもの言えぬ死者といかに会話するか
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死体からの事情聴取 : 鑑定医はもの言えぬ死者といかに会話するか
(KAWADE夢新書)
河出書房新社, 2002.11
- タイトル読み
-
シタイ カラ ノ ジジョウ チョウシュ : カンテイイ ワ モノ イエヌ シシャ ト イカ ニ カイワ スルカ
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内容説明・目次
内容説明
推理小説やテレビドラマの世界では、法医学者は死体を鑑定して鮮やかに事件を解決に導く。しかし実際は、そんな筋書きどおりにはいかず、“死体の訴え”を聴取するのは至難のワザだ。所見を一つ見誤るだけでも被告人の有罪・無罪は逆転しかねない。本書では実際にあった数多くの事件を取り上げ、法医鑑定の知識と実像を説く。
目次
- 1 推理小説よりはるかに難解な死体が発するメッセージ(死体はすべてを語らない;死体からのメッセージは千差万別(死体と現場の痕跡) ほか)
- 2 ときに事件の真相をおおい隠す死者に残された“生の証拠”(判断が難しい死体の「生活反応」とは;出血は生活反応の決め手になるか ほか)
- 3 真摯に向き合わねば声なき死体に騙される(まれではない再鑑定の依頼;死後に移動する血液が真実を隠す(死斑) ほか)
- 4 法医学によって解明される社会が震撼した事件の謎(化学兵器の毒物が民間人を襲う(サリン事件);なぜ毒物の可能性を推定できたのか ほか)
- 5 事実を科学であぶりだす最先端の鑑定法の威力(信頼を得る法医鑑定を目指して;切れ味の凄みをみせるABO型鑑定 ほか)
「BOOKデータベース」 より