カー・ブラックホールの幾何学
著者
書誌事項
カー・ブラックホールの幾何学
共立出版, 2002.10
- タイトル別名
-
The geometry of Kerr black holes
- タイトル読み
-
カー ブラックホール ノ キカガク
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注記
トッパン 1996年刊の再刊
参考文献: p[411]-414
参考書補足: p[415]-416
内容説明・目次
内容説明
本書の主題はカー時空の大域幾何学である。5つの章で構成されており、そのうち中に挟まれた3つの章でカー時空を考える。最初の第1章では、全体の準備として、本書で必要となる事項を概説する。最後の第5章では、ペトロフ・タイプと零的測地線叢について紹介するが、もちろん、具体例としてはカー時空を念頭に置いている。これには、カー時空の位置づけを時空全体の中で眺めてみる、という意図もある。これらを両端に据え、第2章ではカー計量の基本的な幾何学を解説する。第3章では、カー時空を解析的に最大拡張して、その大域構造を述べる。第4章はカー測地線について論究する。
目次
- 第1章 背景(多様体;テンソル ほか)
- 第2章 カー時空序論(カー計量;ボイヤー‐リンキスト・ブロック ほか)
- 第3章 最大への拡張(スター・カー時空;最大極限カー時空 ほか)
- 第4章 カー測地線(第1積分;カーター定数 ほか)
- 第5章 ペトロフ・タイプ(ワイル・テンソル;ホッジのスター作用素 ほか)
「BOOKデータベース」 より