吉良上野介を弁護する
著者
書誌事項
吉良上野介を弁護する
(文春新書, 285)
文藝春秋, 2002.11
- タイトル読み
-
キラ コウズケノスケ オ ベンゴ スル
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内容説明・目次
内容説明
「忠臣蔵」では、浅野内匠頭と浪士たちは正義の側に立つ“善”、上野介は意地悪で怯懦な“悪”とされているが、はたしてそれは本当か?著者が丹念に史料を読み込んでみたら、内匠頭への賄賂の強要もイジメもなかった、藩同士が塩の販売をめぐって争っていたわけでもなかった、さらには「討ち入り」の際、上野介は刀を振るって戦死していた等々、世の常識をくつがえす事実ばかり。かくして著者は結論づける—上野介こそ“被害者”だったのだ、と。
目次
- 第1章 刃傷・松の大廊下—事件の核心は闇のなか
- 第2章 吉良の系譜—上野介は名君だった
- 第3章 両者の出会い—“エリート”VS.“おぼっちゃま”
- 第4章 「遺恨」の実体—諸説の真偽を検証する
- 第5章 「城明け渡し」以後—内蔵助の迷いと吉良邸移転の謎
- 第6章 打ち入りの真相—上野介は“戦って”死んだ
- 吉良家のその後など—むすびにかえて
「BOOKデータベース」 より