書誌事項

学閥支配の医学

米山公啓著

(集英社新書, 0171B)

集英社, 2002.11

タイトル読み

ガクバツ シハイ ノ イガク

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注記

参考文献: p187-188

内容説明・目次

内容説明

学閥(ジッツ)とは、わが国独特の同じ医学部の卒業生で作られる、見えない組織である。医者同士が初対面の時、まず卒業年度と出身校を訊く。先輩か後輩か、国立か私立か、医局はどこか。これによって医者の間に微妙な力関係が生じる。旧帝国大学医学部を頂点とした学閥は、医学界そのものを支配している。大学病院のスキャンダル、医療過誤の背後にも見え隠れする。学閥に屈することなく、医学的な真実だけを追究できる医者が、なぜ育たないのか。本書は、学閥の成り立ちから、現在までの経緯を糺し、今後どう改革していくべきかを提言する。

目次

  • 第1章 学問はなにをしてきたか(学閥とはなにか;日本の医学界を閉鎖的にした学閥 ほか)
  • 第2章 学閥を作ってきたもの(学閥の基礎ができあがったとき;ドイツ医学の勝利 ほか)
  • 第3章 学閥のいま(学閥地図;各地域の学閥の特徴 ほか)
  • 第4章 学閥という壁を越えて(医局講座制は改革が進んでいるか;医学博士制度による抑圧/地域の特異性 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA59689571
  • ISBN
    • 4087201716
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    188p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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