謎解きが終ったら : 法月綸太郎ミステリー論集
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謎解きが終ったら : 法月綸太郎ミステリー論集
(講談社文庫)
講談社, 2002.2
- タイトル読み
-
ナゾトキ ガ オワッタラ : ノリズキ リンタロウ ミステリー ロンシュウ
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注記
1998年講談社刊行の単行本を改訂増補したもの
著作目録あり
内容説明・目次
内容説明
名探偵・法月綸太郎の生みの親の著者が挑んだ、初めてのミステリー評論集。実作者としての経験と豊富な知識に裏打ちされて、中上健次からジェイムズ・エルロイまでを自在に論じた本書は、ミステリーの枠を超えた優れた文芸評論になっている。親本刊行後に発表された五編も収録した、ファン必携の「増補版」。
目次
- 1 安全ネットを突き破って(誰が浜村龍造を殺そうとかまうものか—中上健次論;フーダニット・サバイバル194Xあるいは、フーダニット・リバイバル1994—野崎六助『夕焼け探偵帖』;フェアプレイの陥穽—坂口安吾『不連続殺人事件』)
- 2 楽園のこちら側—国内編(天然カー—倉知淳『過ぎ行く風はみどり色』;ネバー・セイ、ネバー・アゲイン—東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で』;復活への、俺の予約を取り消してくれ—山口雅也『生ける屍の死』;座敷童子のいる「館」—綾辻行人『黒猫館の殺人』;現代ミステリーの枠を集めたこのシリーズが、本格ビッグバンのはじまりだった—山田正紀『女囮捜査官(1)触覚』;ぐりーん・れくいえむ—竹本健治『緑衣の牙』;謎解きが終ったら—連城三紀彦『変調二人羽織』;奥泉光について私が知っているニ、三の事柄—奥泉光『葦と百合』『「我輩は猫である」殺人事件』『グランド・ミステリー』))
- 3 イエスタデイ&トゥデイ海外編(「贋作ホームズ百周年」を祝う—ジューン・トムスン『シャーロック・ホームズの秘密ファイル』;植民地は女である—ジャネット・ドーソン『古狐が死ぬまで』;デクスターを擁護する—コリン・デクスター『オックスフォード運河の殺人』;セイヤーズを解剖する—ドロシー・L.セイヤーズ『死体をどうぞ』;ニコラス・ブレイクを読む若い人たちのために—ニコラス・ブレイク『殺しにいたるメモ』;エルロイを漂白する—ジェイムズ・エルロイ『ビッグ・ノーウェア』;驚きと感謝をこめて—瀬戸川猛資『夜明けの睡魔』)
「BOOKデータベース」 より