わたしの詩歌
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わたしの詩歌
(文春新書, 289)
文藝春秋, 2002.12
- タイトル読み
-
ワタシ ノ シイカ
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内容説明・目次
内容説明
青春の日に、一読心を奪われた詩や、折ふしに唇にのぼる短歌…。それは人生のいかなる時にも静かに胸に響いて、なつかしい山河のような慰めとなってくれる。「あなたのお好きな詩歌を教えていただけませんか」。こう尋ねて、言葉をめぐる旅で見つけた様々な宝物を、四十六人の筆者に持ち寄って頂いた。それぞれのエッセイを読む面白さ、好きな詩歌を探す愉しみ、磨き上げられた日本語を味わうよろこび…、詩歌の美しい力に満ちたアンソロジー。
目次
- 伊東静雄「帰路」(庄野潤三)
- 五十の子に七十の母あり—頼山陽(出久根達郎)
- デートの風景—中原中也「湖上」(阿刀田高)
- ネクラーソフ・心に棲むひと(沢地久枝)
- 生死の別れ、珍しからず—大木惇夫「戦友別盃の歌」(徳岡孝夫)
- きらめける冬の浪費—葛原妙子の短歌(関川夏央)
- 償ひの旅—マイヤァ「春日舟行」(高島俊男)
- 荒天薄暮—三好達治(中西進)
- 抜き差しのならない表現—井伏鱒二訳「田家春望」(養老孟司)
- 盲目の新内語り—吉井勇(森まゆみ)〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より