忘己利他
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忘己利他
講談社, 2002.10
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モウコ リタ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784062114509
内容説明
明治・大正・昭和・平成という激動の二〇世紀を、一〇〇歳まで生き抜いた山田恵諦。「日本仏教の母山」と呼ばれる比叡山で、天台座主として、世界の宗教界に影響を及ぼし、各国への巡礼の旅を続けた“高徳の人”の一生を描く。そして、最澄に始まる日本仏教の源流を辿り、その真髄に迫った野心作。
目次
- 序章 仏教界の至宝(天台山への道;学と行のバランス ほか)
- 第1章 聖徳太子と最澄(仏教の聖地に生まれる;五歳にして仏門に志す ほか)
- 第2章 「鎮護国家」と「衆生済度」(友人の死;人間も、国家も死ぬ ほか)
- 第3章 戦争と天台僧(天台僧の僧階と経歴;恵諦、広学竪義を受ける ほか)
- 第4章 比叡山の改革(卒業論文『伝教大師と日本神道』;郷里の延命寺住職に ほか)
- 第5章 天台仏教の発展(名誉の四季講堂輪番;堂守りと修行 ほか)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784062115414
内容説明
比叡山は、法然、親鸞、日蓮、道元、栄西ら鎌倉仏教の祖師たちが学んだ「日本仏教の母山」という、日本仏教史上に誇る位置を占めている。その比叡山で天台座主として、「最澄の心」を再生させ、「忘己利他」の精神のもとに世界の各宗教界のトップたちを一同に集めた東洋の聖者・山田恵諦の人間ドラマ。
目次
- 第6章 「悟り」への道(千日回峰行とは;回峰行の始祖 ほか)
- 第7章 戦後の比叡山(天皇の「人間宣言」;『菊と刀』にみる日本 ほか)
- 第8章 座主への道(座主への階段;叡南派と山田派 ほか)
- 第9章 終生の悲願(伝灯相承の儀式;「悟り」よりも「救い」 ほか)
- 第10章 比叡山宗教サミット(開創一二〇〇年に向けて;世界の宗教指導者の「アッシジの祈り」 ほか)
- 終章 「忘己利他」の人(昭和天皇崩御;「空飛ぶお座主」 ほか)
「BOOKデータベース」 より