30年後の「大学解体」
著者
書誌事項
30年後の「大学解体」
(That's Japan, 005)
ウェイツ, 2002.12
- タイトル別名
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30年後の「大学解体」
- タイトル読み
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30ネンゴ ノ ダイガク カイタイ
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内容説明・目次
内容説明
牧野剛は全共闘「原人」である。彼は敗戦とともに生まれ、目覚ましい経済復興と「民主主義」教育の中で育った。全共闘運動は「戦後の完成の証し」と語り、戦争を記憶し、国をつくる志に燃えた60年安保のエリート世代の闘いとは一線を画す。大学の大衆化と団塊のパワーを背景に、全共闘は教育を社会を語った。「大学解体」「自己否定」、そのスローガンには広範な問題提起があった。東京と京都に挟まれた名古屋で、牧野たちはユニークな闘いを続けた。しかし敗北した。その後、彼はプロの「テスト屋」になった。予備校の教壇から教育を、制度を、子どもたちを見続け、予備校生とデモにも出かけた。全共闘運動から30年、皮肉にも「大学解体」は進行している。当時の闘いを語り伝え、教育の現場から解体の意味を問い直す。
目次
- 全共闘運動は「戦後の完成」の証しである
- 恵那の気質が生きている
- 大学解体は、ここまで進んだ
「BOOKデータベース」 より