スペクタクルの社会
著者
書誌事項
スペクタクルの社会
(ちくま学芸文庫, [ト-8-1])
筑摩書房, 2003.1
- タイトル別名
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La société du spectacle
- タイトル読み
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スペクタクル ノ シャカイ
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注記
平凡社(1993年刊)に訂正を施し、再刊した決定訳
叢書番号はブックジャケットによる
書誌: p253-262
ギー・ドゥボール略年譜: p263-275
内容説明・目次
内容説明
「フィルムはない。映画は死んだ」と言ってのけるドゥボールにかかっては、あのゴダールさえ小市民的に見えてしまう。芸術に限らず、思想も政治も経済も、「専門家」に任せきりで、鷹揚にお手並拝見と構えているうちに、いやおうなく「観客」であるしかないどころか、大仕掛けな茶番劇のエキストラに動員されてしまいかねない。こんな世界のありようと疎外感の大元を、本書は徹底的に腑分けしてくれる。ほんとうに「何一つ欠けるところのない本」だ。マルクスの転用から始まるこの本は今日、依然として一個のスキャンダル、飽くなき異義申立てと「状況の構築」のための道具であり、武器であることをやめていない。
目次
- 1 完成した分離
- 2 スペクタクルとしての商品
- 3 外観における統一性と分割
- 4 主体と表象としてのプロレタリアート
- 5 時間と歴史
- 6 スペクタクルの時間
- 7 領土の整備
- 8 文化における否定と消費
- 9 物質化されたイデオロギー
「BOOKデータベース」 より