能のドラマツルギー : 友枝喜久夫仕舞百番日記
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能のドラマツルギー : 友枝喜久夫仕舞百番日記
(角川ソフィア文庫, 291)(角川文庫, 12720)
角川書店, 2002.11
- タイトル読み
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ノウ ノ ドラマツルギー : トモエダ キクオ シマイ ヒャクバン ニッキ
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内容説明・目次
内容説明
観る者を幻想の世界に誘う「能」。観客はその優れた様式美に目を奪われがちであるが、能の本質は巧みに構成された戯曲に基づく演劇性にある。そして、演じられているのは人生の究極のドラマだ。名人・友枝喜久夫の稽古舞台での「仕舞」を観る機会を得た著者は、眼前で行われる繊細な動きに目をとめ、そこに込められた意味を解き明かしていく。素顔で、装束をつけずに舞う仕舞だからこそ発見できる面白さに次々と出会いながら、舞台上のわずかな所作に秘められたドラマと、ひとりの名人の姿をリアルに描き出す、刺激的な能楽案内。
目次
- 漂泊の人生(巌頭に立つ男—杜若(クセ);かきつばたの庭—杜若(キリ);女曲舞の芸人—百万(クセ))
- 生の幻影(地獄の風景—阿漕;水面に散る桜—桜川;人生の秋—芭蕉;人間は柳の精になれるか—遊行柳;深窓の少女—楊貴妃)
- 来世の予感(黄金の林—江口(クセ);地上の菩薩—江口(キリ);唯心の浄土—誓願寺;石の怨念—殺生石(キリ);天女変相—羽衣;山姥の謎—山姥(クセ);四季の屏風—山姥(キリ))
「BOOKデータベース」 より