歌右衛門の疎開
著者
書誌事項
歌右衛門の疎開
(岩波現代文庫, 文芸 ; 60)
岩波書店, 2003.1
- タイトル読み
-
ウタエモン ノ ソカイ
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注記
文芸春秋(1980.2)刊, 「文春文庫版」文芸春秋(1987.12)刊の再刊
底本は文春文庫版による
内容説明・目次
内容説明
六世歌右衛門は戦争末期、著者の先輩今福祝アナウンサーの厚木の実家に疎開した。彼は坊主頭でカーキ色の国防服を着てゲートルを巻き、力仕事をした。十五代目羽左衛門、勘弥、勘三郎、十一代目の団十郎、二代目松緑—名優たちへの挽歌を中心に、脇役や大向うの人々、自らの声色修業など、歌舞伎にまつわるエピソードを名調子で語る好エセッイ。
目次
- 湯田中の羽左衛門
- 車の中の団十郎
- 歌右衛門の疎開
- 大向うの人々
- わが声色修業
- 声色仕掛人
- 松緑の初飛行
- 晩年の勘弥
- 二人鯉三郎
- 劇しき人〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より