ハンセン病 : 排除・差別・隔離の歴史
著者
書誌事項
ハンセン病 : 排除・差別・隔離の歴史
岩波書店, 2002.8
第3刷
- タイトル別名
-
ハンセン病 : 排除差別隔離の歴史
- タイトル読み
-
ハンセンビョウ : ハイジョ サベツ カクリ ノ レキシ
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注記
「第3刷にあたって」のあとがき(2002.8)あり(p[263])
第1,2刷に収められていた由布雅夫著「菊池恵楓園からの訴え」は削除, 新たに内田博文著「ハンセン病訴訟の意義と課題」が追加
参考文献: 章末
内容説明・目次
内容説明
長い歴史のなかで厳しい差別を受け続け、近代において「祖国浄化」の名のもとに社会から排除されたハンセン病者—。ハンセン病への偏見はなぜぬぐい去られなかったのか。国家による苛酷な隔離政策はなぜ続いたのか。日本社会全体がおかしてきた重大な過ちを、歴史・医療・法律・ジャーナリズムなどの多様な視座から検証し、これからの真の人権回復と問題解明に何が必要かを考える。
目次
- 1 総論(隔離の中の医療;ハンセン病者の歴史と歴史家の役割;ハンセン病と近現代日本)
- 2 差別の歴史(中世の非人と「癩」差別;近世における「らい者」の社会的位置と生活の諸側面;イエスとハンセン病;戦国期キリシタンの渡来と「救癩」運動;「らい予防法」の法律上の問題)
- 3 ハンセン病と現代社会(菊池恵楓園からの訴え;ジャーナリズムの責任、私の場合;描かれたハンセン病;映画「砂の器」が問いかけてくるもの;父への手紙)
「BOOKデータベース」 より