さむらい : 遺訓の剣
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さむらい : 遺訓の剣
祥伝社, 2002.12
- タイトル読み
-
サムライ : イクン ノ ケン
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内容説明・目次
内容説明
無念の死、だが、もののふとして決然とした潔い割腹だった。介錯人から「侍らしく、生きよ」という父の遺言を伝えられた十歳の遺児・秋月信助は、その言葉のみを胸に、「罪人の子」として待ちかまえる人生の苦難に立ち向かっていく。家禄は滅じられ、母子三人、餓死寸前の貧窮生活。それでも誇りを失わず、子に厳しさと慈愛をそそぐ母。東軍流剣術に邁進する信助に、十一年前、父を死に追い込んだ藩の内部抗争が再び襲いかかる。糧を得るため武士の矜持を捨てるか、信念を貫いて死地に赴くのか…。かつてない凄まじい剣豪小説であり、家族愛の小説でもある時代傑作、ここに誕生。
「BOOKデータベース」 より