ばかげた裁判に殺されかけた男 : 正義の国アメリカの司法制度が生んだ最悪の冤罪事件
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ばかげた裁判に殺されかけた男 : 正義の国アメリカの司法制度が生んだ最悪の冤罪事件
早川書房, 2003.1
- タイトル別名
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La justice jusqu'à l'absurde
- タイトル読み
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バカゲタ サイバン ニ コロサレカケタ オトコ : セイギ ノ クニ アメリカ ノ シホウ セイド ガ ウンダ サイアク ノ エンザイ ジケン
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内容説明・目次
内容説明
マイケル・パルデューは、父親が母親を撃ち殺したあと、家も職もなくひとりで生きていた。1973年5月21日、17歳のマイケルは車を窃盗。翌日、警察から電話で呼び出され出頭すると、なぜか殺人容疑をかけられる。警察の暴力的な取調べに屈し、3件もの殺人を“自白”させられたマイケルは、嘘で固められた杜撰な裁判で終身刑に処せられる。それから10年、刑務所で無気力に過ごすマイケルの前にベッキーという女性が現われ、彼の人生は動き始める。互いに強くひかれあい、ベッキーは週末ごとに面会に通い、5年後に結婚。弁護士を雇う金のないふたりは、裁判を闘うため独学で法律を勉強し、マイケルが41歳のときついに3件すべての無罪を勝ち取った。しかし裁判所は、冤罪をこうむらなければ生じなかった3度の脱獄とその際に犯した窃盗にスリー・ストライク法を適用して、仮釈放なしの終身刑を言い渡す。ふたりの闘いはいつまで続くのか?フランスの若手弁護士が膨大な裁判資料をもとに、民主主義国家アメリカの不条理な司法制度を告発し、マイケルとベッキーの苦悩と信念と深い絆を克明に描いた衝撃作。
「BOOKデータベース」 より