小さいことはいいことだ
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書誌事項
小さいことはいいことだ
(That's Japan, 004)
ウェイツ, 2002.12
- タイトル読み
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チイサイ コト ワ イイ コト ダ
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内容説明・目次
内容説明
人は旅に何を求めるのだろうか?快楽だろうか、精神のやすらぎだろうか?日本人の死生観は人生を「旅」と教え、死装束で旅に出た。芭蕉がそうであり、四国の巡礼たちがそうである。日常を離れて人生を問うこと、それは人生50年の昔も高齢社会の現在も変わらない。底に流れているのは釈迦の思想であり、自然をどう捉え、どう向き合うかということだ。しかし、旅人を取り巻く自然や農村の姿は既に荒廃の兆しを見せている。作家立松和平は、「貧者の一灯」のように木を植え、米をつくる努力を営々と続けている。身の丈のシャツを着るように、できること、確かなことからやろうというミニマムの思想によって、人と自然・社会との物語の復活を試みようとしている。
目次
- 精神のバランスを求めて旅に出る
- 身の丈に合わせて生きる
「BOOKデータベース」 より