特許侵害裁判の潮流 : 大場正成先生喜寿記念

著者

    • 大場正成先生喜寿記念論文集刊行会 オオバ マサシゲ センセイ キジュ キネン ロンブンシュウ カンコウカイ

書誌事項

特許侵害裁判の潮流 : 大場正成先生喜寿記念

大場正成先生喜寿記念論文集刊行会編集

発明協会, 2002.12

タイトル読み

トッキョ シンガイ サイバン ノ チョウリュウ : オオバ マサシゲ センセイ キジュ キネン

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注記

内容: 第1章:「権利濫用(特許無効)の抗弁」(「特許の無効を理由とする権利濫用の抗弁」-「進歩性欠如のみを認定して権利濫用による請求棄却をした事例」), 第2章:「技術的範囲の解釈論」(「特許発明の作用効果を参酌しないでした特許請求の範囲の解釈が違法とされた事例」-「ビジネス関連発明に関する侵害事件」), 第3章:「均等論」(「均等論における侵害時説の問題点」-「均等論における本質的部分の意義」), 第4章:「方法の発明と物の生産方法の発明」(「方法の発明に係る特許権に基づく差止め請求の範囲及び特許法100条2項にいう「侵害の予防に必要な行為」の意味」), 第5章:「間接侵害」(「間接侵害」-「製パン器事件」), 第6章:「平行輸入と消尽論」(「特許製品の並行輸入に対し特許権に基づく差止請求権の行使の可否」-「特許権の消尽と特許製品がその効用を終えた後の特許権の行使」), 第7章:「先使用と試験研究の抗弁」(「先使用による通常実施権」-「後発医薬品製造承認を得るための「試験」を特許権存続期間中に行うのは侵害行為にならないか」), 第8章:「損害論」(「独占的通常実施権者と損害賠償請求」-「通常実施権者の存在を理由に、実用新案法29条1項の「譲渡数量の一部に相当する数量を実用新案権者が販売することができないとする事情」を認めた事例」), 第9条:「訴訟手続」(「特許侵害訴訟における対象物件の特定と技術的範囲」-「特許法104条の推定と時機に後れた攻撃防御方法の提出」), 第10章:「特許を受ける権利」(「職務発明の取り扱いを巡る諸問題」-「冒認出願による特許を受ける権利の侵害」), 第11章:「国際裁判管轄・準拠法」(「日本国内の教唆・幇助行為に対する米国特許権の適用性」), 第12章:「特許権に関する契約」(「パテントプールと独禁法違反」-「第三者が締結したライセンス契約の効果」), あとがき, 大場正成先生略歴、所属団体・役職等、主な論文・著作, 執筆者紹介, 事項索引

大場正成先生の肖像あり

大場正成先生略歴, 所属団体・役職等, 主な論文・著作: p805-806

収録内容

  • 特許の無効を理由とする権利濫用の抗弁 / 近藤惠嗣 [執筆]
  • 権利濫用の抗弁における特許の無効理由存在の明白性 / 深井俊至 [執筆]
  • 特許請求の範囲の訂正が訂正実体要件に違反し、特許無効理由が明らかであり、権利濫用とされた事例 / 寒河江孝允 [執筆]
  • 無効理由の存在と権利の濫用 / 松永宣行 [執筆]
  • 権利濫用の抗弁の事例 / 黒田健二 [執筆]
  • 進歩性の欠如を認定し、「明白な無効理由」があるとして権利濫用を認めた事例/無効審判における特許権者の意見に基づいて禁反言を適用した事例 / 木村耕太郎 [執筆]
  • 明らかな無効理由の存在と訂正審判の請求 / 光石俊郎 [執筆]
  • 進歩性欠如のみを認定して権利濫用による請求棄却をした事例 / 増井和夫 [執筆]
  • 特許発明の作用効果を参酌しないでした特許請求の範囲の解釈が違法とされた事例 / 牧野利秋 [執筆]
  • カセット装填装置事件の研究 / 奥山尚一 [執筆]
  • 付加された構成要素と権利侵害 / 古澤浩二郎 [執筆]
  • 原出願明細書から削除されていた事項を含む分割出願考案の技術的範囲 / 鈴木秀雄 [執筆]
  • 技術的範囲の解釈 / 島田康男 [執筆]
  • 実用新案登録請求の範囲と製品との相違部分が考案の本質的部分に係わる場合の均等 / 金山敏彦 [執筆]
  • 侵害訴訟における登録実用新案の技術的範囲についての一考察 / 浅村皓, 小池恒明 [執筆]
  • 方法発明の工程の一部を被告自らは実施していないものの、被告が被告以外の者を道具として実施しているものということができる場合に、被告自身によって実施されている場合と同視して特許権の直接侵害を認めた事例 / 嶋末和秀 [執筆]
  • 作用効果不奏効の抗弁 / 窪田英一郎 [執筆]
  • ビジネス関連発明に関する侵害事件 / 小林雅人 [執筆]
  • 均等論における侵害時説の問題点 / 本間崇 [執筆]
  • 被告装置が特許発明と均等の範囲にあるとされた事例 / 吉武賢次 [執筆]
  • 方法発明についての均等と間接侵害の成立 / 鈴木修 [執筆]
  • 「本質的部分でないこと」は均等成立の要件か / 山崎順一 [執筆]
  • 均等論における本質的部分の意義 / 平井昭光 [執筆]
  • 方法の発明に係る特許権に基づく差止め請求の範囲及び特許法100条2項にいう「侵害の予防に必要な行為」の意味 / 畑郁夫 [執筆]
  • 間接侵害 / 片山英二 [執筆]
  • 間接侵害の成否と商品の外国向け販売、輸出行為について / 松尾和子 [執筆]
  • カタログ等の記載に基づき他用途の存否が判断され、また共同不法行為が争われた事例 / 城山康文 [執筆]
  • 製パン器事件 / 田中成志 [執筆]
  • 特許製品の並行輸入に対し特許権に基づく差止請求権の行使の可否 / 小原喜雄 [執筆]
  • 実用新案権の国内消尽と所得権留保の意思表示 / 熊倉禎男 [執筆]
  • 特許権の消尽と特許製品がその効用を終えた後の特許権の行使 / 福田親男 [執筆]
  • 先使用による通常実施権 / 吉原省三 [執筆]
  • 先使用権要件における事業の実施の準備 / 酒井正之 [執筆]
  • 後発医薬品製造承認を得るための「試験」を特許権存続期間中に行うのは侵害行為にならないか / 青木高 [執筆]
  • 独占的通常実施権者と損害賠償請求 / 安江邦治 [執筆]
  • 特許を実施しない権利者製品の利益に基づく特許法102条1項の損害額の算定 / 尾崎英男 [執筆]
  • 通常実施権者の存在を理由に、実用新案法29条1項の「譲渡数量の一部に相当する数量を実用新案権者が販売することができないとする事情」を認めた事例 / 岩瀬吉和 [執筆]
  • 特許侵害訴訟における対象物件の特定と技術的範囲 / 菊池武 [執筆]
  • 特許法104条の推定と時機に後れた攻撃防御方法の提出 / 磯部健介 [執筆]
  • 職務発明の取り扱いを巡る諸問題 / 御船昭 [執筆]
  • 冒認と特許権の移転登録請求 / 小橋馨 [執筆]
  • 共同出願違反と共同発明者の同意 / 辻居幸一 [執筆]
  • 冒認出願による特許を受ける権利の侵害 / 中川登, 鈴木秀彦 [執筆]
  • 日本国内の教唆・幇助行為に対する米国特許権の適用性 / 山上和則 [執筆]
  • パテントプールと独禁法違反 / 花水征一 [執筆]
  • 第三者が締結したライセンス契約の効果 / 岡本芳太郎 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

本書は、平成9年の並行輸入に関する最高裁判決以降の重要判決を網羅し、一流の執筆人により評釈を加えたものであり、この一冊で近年の判決の流れを理解できるように構成されている。

目次

  • 権利濫用(特許無効)の抗弁
  • 技術的範囲の解釈論
  • 均等論
  • 方法の発明と物の生産方法の発明
  • 間接侵害
  • 並行輸入と消尽論
  • 先使用と試験研究の抗弁
  • 損害論
  • 訴訟手続
  • 特許を受ける権利
  • 国際裁判管轄・準拠法
  • 特許権に関する契約

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA60776130
  • ISBN
    • 4827107165
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    818p, 図版1枚
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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