上申書 : ゾルゲ事件
著者
書誌事項
上申書 : ゾルゲ事件
(岩波現代文庫, 社会 ; 75)
岩波書店, 2003.2
- タイトル別名
-
ゾルゲ事件上申書
- タイトル読み
-
ジョウシンショ : ゾルゲ ジケン
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注記
尾崎秀実略年譜: p. 225-229
内容説明・目次
内容説明
ゾルゲ事件に連座し、獄中にあった尾崎秀実は許される極限の範囲で、大戦の見通しと日本人の運命、「東亜共同体論」の構想などを書き綴った。すぐれたジャーナリストにして特異な共産主義者の命を賭けた言葉は、その澄みきった死生観とともに、六十年後のいま解読を待つ。一九四四年十一月七日絞首刑。享年四十三歳。
目次
- 尾崎秀実の上申書(一)—一九四三年六月八日(過去への反省;環境の激変—検挙と大東亜戦争の勃発;大東亜戦争の進展と国体への反省;民族、国家主義の新意義と国際主義の破綻 ほか)
- 尾崎秀実の上申書(二)—一九四四年二月二十九日(重ねて上申書を呈上するに当りて;我が家、我が郷;我が国土・我が国体の荘厳を仰ぐ;死に直面して ほか)
- 第二十七回検事訊問調書
「BOOKデータベース」 より