遊芸文化と伝統
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遊芸文化と伝統
吉川弘文館, 2003.3
- タイトル読み
-
ユウゲイ ブンカ ト デントウ
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注記
参考文献: 論文末
内容: はしがき(熊倉功夫), 日本遊芸史序考, I: 遊芸の形成と展開(「珠光伝の再検討」-「並木正三追善の戯作をめぐって」), II: 遊芸と政治・社会(「元禄の町人社会と遊芸」-「井伊直弼の茶会」), III: 伝統文化と教養(「嘉永四年、妻からの手紙」-「小説と情報空間」), あとがき(原田茂弘, 松澤克行)
収録内容
- 日本遊芸史序考 : 数奇者と茶の湯 / 熊倉功夫
- 珠光伝の再検討 / 神津朝夫
- 蹴鞠遊芸化の前提 / 稲垣弘明
- 茶道文化における「てづくり」の意味 / モーガン・ピテルカ|チャドウ ブンカ ニ オケル テズクリ ノ イミ
- 「義経千本桜」二段目の趣向の素材 : 「武文」・「天神記」・大物浦の物語 : 附・吉野山花矢倉のこと / 西瀬英紀
- 並木正三追善の戯作をめぐって / 廣瀬千紗子
- 元禄の町人社会と遊芸 : 西鶴の遊芸観を中心として / 具兌勲
- 近衛基熙と音楽 : 遊芸、政治、肖像画 / 松澤克行
- 寛政改革と文人 : 「好事」「好古」観をめぐって / 大沼宜規
- 井伊直弼の茶会 : 茶の湯と政治 / 谷村玲子
- 嘉永四年、妻からの手紙 : 『川路高子日記』を読む / 氏家幹人
- 「国粋主義」と伝統文化 : 政教社・三宅雪嶺の「美術」観をてがかりとして / 中野目徹
- 近代数寄者の茶道観 : 箒庵高橋義雄を中心として / 原田茂弘
- 文化とメディア : 論説委員柳田国男 / 永井芳和
- 小説と情報空間 : オズの魔法使いにみえるショーウインドー性とその効果 / 高柳美香
内容説明・目次
内容説明
日本人の遊びの特質をとらえる歴史的なキーワードは、古代中世の「数寄」、近世の「遊芸」、近代の「趣味」といえる。中世の数寄から近世遊芸への転換は、職業化した芸能者とこれを支える素人の弟子、あるいは観客よりなり立つ。遊芸の近世的展開とその質を問う。
目次
- 日本遊芸史序考—数寄者と茶の湯
- 1 遊芸の形成と展開(珠光伝の再検討;蹴鞠遊芸化の前提 ほか)
- 2 遊芸と政治・社会(元禄の町人社会と遊芸—西鶴の遊芸観を中心として;近衛基煕と音楽—遊芸、政治、肖像画 ほか)
- 3 伝統文化と教養(嘉永四年、妻からの手紙—『川路高子日記』を読む;「国粋主義」と伝統文化—政教社・三宅雪嶺の「美術」観を手がかりとして ほか)
「BOOKデータベース」 より